昨日はおばけちゃんと言う話を書きましたけど、一人称にしてしまったために何だかふわふわとした感じの文体になってしまったような気がします。難しいですね、対象年齢の幼い話での一人称って。
思えば昔話とか、大抵三人称の話だったような気がします。一人称の昔話はちょっと思いつきません。その流れで、童話もまた基本は三人称なのでしょう。三人称の方が書きやすい気がします。
おばけちゃんはそのタイトルからも分かる通り、童話に属するようなお話です。だからこそ三人称にするべきでしたね。きっとその方がスッキリしたような気がします。勿論それは私の力が足りないだけの話なのですけど。上手い人ならきっと一人称童話もきっちり書いてしまえるものと思います。
おばけちゃんプロジェクトは、その前の日のプロットと合わせて、このプロットでこんな作品が出来ましたよって言う、ある意味創作論めいた実験だったりしました。最近の私はああ言う感じで作品を書いております。何かの参考になった人が1人でもいたらいいな。まぁ、ただの自己満足なのですけどね。
ちなみに私は物語を序盤から考えて書いています。こう言う話にしたいなと言う構想はあっても、展開次第ではそのテーマに辿り着けません。
おばけちゃんの場合はおばけちゃんと見えるちゃんが仲良くなる以外の展開は成り行き任せでした。まさか見えるちゃんが浄霊能力者だとは、そのシーンのプロットを書くまで自分でも分からなかったのです。結果として、物語は訳の分からん終わり方に……(汗)。
でもまぁ、そう言うのも創作の醍醐味ですよね!