小説自体は創造力、妄想力とある程度の文章作成能力があれば書けますけど、文章で、文章だけで人を笑わせるのって難しいですよね。これが実写やらアニメやら漫画だったらビジュアルの力を借りられますので、結構ギャグ的なやつで笑えるんですよね。その助けを得られない小説で笑わせるのはとてもハードルが高いのです。
私も何か思いついた時に果敢に挑戦していますけど、狙い通りに受けた手応えってあんまりありません。
逆に泣かせるのはそこまで難しくありません。感情移入させるようないいキャラを描写して、そのキャラを不幸な目に遭わせた後に奇跡の復活エピソードを入れたらはいお涙頂戴です。泣かせるテンプレはいくつもあって、読者を泣かせたい時はそれをなぞるだけでいいんです。泣かせるためにキャラを殺すってのもありますよね。禁じ手に近いですが。
それに比べ小説で笑わせるって、簡単に言えば読者の予想を裏切って心の中でツッコミを入れさせたりする事だと思うんですけど、これ、よっぽど突飛な発想をしないとふ~んで終わってしまいます。テンプレではダメなんですよね。私が笑えた作品はみんな斜め上の発想の作品でした。
笑いって個人差があるから私の笑いのツボが他の人とズレている事もよくあります。私は他の人より笑いの感度が鈍いらしく、他の人が面白いって評価していても、え? これが? って思ったりする事がよくあるんです。なんででしょうね。何で他の人は笑えるんでしょう。
逆に私が面白い! って思ったシチュエーションが他の人にはふ~んだったりもするのだろうなぁ。
ちなみに私の場合は登場人物の心の声で笑っちゃう事が多いです。ありえないシチュエーションだったり、あるあるだったりして、それ分かる! とか、ありえねーだろ! って思った時に耐え切れずに笑っちゃうんですよね。どうも心理描写で攻められるのがツボみたいですヨ。同じ人はいますかねぇ……?
コメディを書ける人はセンスの塊です。尊敬します。リスペクトします。ふんもおおおおおおおお!