色んなものには流行があります。ラノベ、WEB 小説にも勿論それはあります。流行に乗っているとそれを好きな人がこぞって読んでくれます。多少作者の知名度がなくても興味を持ってくれます。ここ最近は異世界ファンタジーがそれに当たりますね。
数年前の話なんですけど、ある作家さんは違うジャンルでそれまで作品を書いていて全く売れていませんでした。それが流行に乗って異世界ファンタジーを書いた瞬間に人気に火がついたって話もあります。流行の力ってすごいですね。
そう言う流れもあって、どうしても作品を読まれたい人は異世界ファンタジーを書きがちなんですよね。今の異世界ファンタジー人気はカクヨムに置いてもすごいですから。
流行を追う事は別にいいんですよ。ただね、読まれたいばかりなのか流行りの要素だけをてんこ盛りにした作品を見かけるんです、たまに。それが好きでそう言う作風になったのなら文句のひとつもないのですけど、ただ読まれたいがためにそう言う継ぎ接ぎ作品を書いているんじゃないのかなあって思うのを見かけると、何とも言えない気持ちになるんです。勿論私の勘違いならそれでいいのですけど。
たまに何か書きたいけどネタがないって言う人がいるじゃないですか。それ系の人が、じゃあこう言う話やらこういう展開やらが流行ってるみたいだから全部ぶち込めばいいかーみたいな書き方をしてるんじゃないかな、なんて余計な事を考えてしまうんですよね。
この作品は流行に乗ってはいるけど、ここら辺がオリジナルだぞ! みたいな部分の見えない作品もありますからねぇ。
二次創作から一次創作に入った人とか、それ二次からキャラ名変えただけやんって作品を書きそうな気がするんです。偏見かもですが。いや、多分偏見なんですけど(汗)。
やっぱねぇ、流行りを追うにしてもどこかに作者オリジナル要素を見せて欲しいと思います、ええ。単に好みの話ではあるんですけどね。