と、言う訳で「君の名は。」地上波初放送でしたね。私は劇場でも観たし、見るつもりもなかったのですけど、ついチェックしてしまってクライマックス以外はつい見てしまいました。半分は実況つぶやきを見るためでもあったのですが。世間の評判をリアルタイムで見たくてねえ。
映画上映時でも嫌う人はとことん嫌っていたこの作品ですが、それも実況つぶやきによく現れていましたね。特に放送序盤のアンチコメントの多い事多い事。親の敵かよって言うくらいディスりコメントばかりでした。映画中盤からは肯定コメントが優勢になりましたけどね。
後よく分からんって意見が多かったのも印象的です。この映画ってそんなに難しかったかな? 整合性が取れない部分を理解出来んって言ってたのなら分かりますけど。この映画は多くの矛盾がそのままになっていますので、そこを飲み込めるかどうかも楽しめるかどうかのポイントになってくるでしょうね。
つまり、細かい事を考えてしまう人には向きませんw ◯◯警察とかを自認する人は見ない方が吉です。設定穴だらけですから(汗)。
そこから考えると、物語って設定や整合性じゃないんですね。話の流れが面白いかどうかです。多少の矛盾は勢いがあれば大抵の読者は気にしないものなんです。流石にミステリが矛盾だらけだとまずいですが。
この論調は言ってみればキャラ重視論ですな。物語重視で考える人は納得いかないかも。物語重視の人は矛盾を許さなさそうですし。
考えてみれば『君の名は。』アンチの人はこぞって『この世界の片隅に』をプッシュしていましたっけ。『この世界~』は徹底したリサーチで矛盾のない物語を作り上げていましたから、細かくこだわる人には好まれただろうなと思います。私も矛盾は少ない方がいいので『この世界~』の方が好きですしね。