春アニメの神撃のバハムートを見て、そのイメージを頭のなかで反芻していた時にですね、魔物って何だろう? って思ったんですよ。
いや、魔物の定義は分かりますよ、ええ。ただ、生まれ落ちたその瞬間から忌み嫌われるものとして決めつけられた存在って悲しいじゃないですか。
それはまるで生まれた時から奴隷という身分が決まっているようなそんな気分になったんですよ。
テーマとしてはですね、人は生まれつき悪いやつなんていない、そこからの育ち方で良くなったり悪くなったりするんだ。とかそう言うのを盛り込みたい場合のファンタジーならではの新しい定義を思いついたんですよ。
そう!生まれつきの魔物はいないって設定をね!(ドヤ顔)
つまりはこうですよ。悪い事をしていればその人は悪い心になって最後は極悪人の心になる。その定義を魔物に当てはめる訳です。
具体的に言うと、生まれつきの魔物はいない世界です。最初は無垢な天使で生まれるんですが、そこで悪の道に染まるとどんどん魔物に性質が近付いていってある一線を越えると魔物になっちゃう。
それで無垢なままだったり、心を鍛えてより良くなったり悪の道に染まったも改心したそれらは天使になるんですよ。元から天使ですもんね。
それで天使は悪魔を改心させようと奮闘するんです。悪魔がずっと悪魔のままだと悪い事しかしないし嫌われるしで悲しいですもんね。
人間の中に悪人と善人がいるようなものですよね。魔物が種族でなくてその行為の代償としてそう呼ばれると存在に変わってしまうと言う世界、これってどうかな。
これなら魔物が嫌われる動機付けもバッチリです。魔物だから嫌われるんじゃない、嫌われるような事をして来たから魔物になったんだ。みたいな。
どうですかね、これ。純粋なファンタジーじゃなくなっちゃいますけど、創作ファンタジーとしてテーマ性を持った話を書く時に使えるんじゃないかなあと思います。
輪廻転生で死後その魂の性質に応じた世界に生まれ変わるって思想に近いとも言える気もします。
まずはその設定で自分が書かなきゃいかないのでしょうね。いつ書けるようになるのやら(汗)。