• エッセイ・ノンフィクション

お礼と野生の七面鳥

引っ越しエッセイにも☆をいただきありがとうございました。


しばらく前のことですが、朝、ホテルのフロントデスクにてPCを使っていた時に、日本語の会話が聞こえてきました。顔を上げるとロビーのソファーに座っている人が日本語で話をしていたのです!
もう一瞬ですっごく興奮しましたよ。「日本人だ!!!」って。

ごくごくごくごくたま~~~~~に、宿泊者名に日本人の名前を見かけることはあるのですが、大抵、私が帰宅した後にチェックインして出勤する前にチェックアウトするようで、これまでお会いできたことはなかったのです。

隣で仕事をしていた、フロントデスクの人にそそっと近づき「あの人たち日本人なんだけど、話しかけたい!!!!」と言ったら「Why Not?」と言われたので、つい前のめりになって「日本の方ですよね?」と話しかけてしまいました。
その方々はホテルの近くにある会社に仕事で来た、日本在住の方と、ミシガン州で駐在をしておられる方だと、こちらの勢いにちょっと引き気味ながら丁寧にお話してくれましたよ。

話した後、興奮そのままにマネージャーにまで「日本人のお客さんがいたんだよ~」なんて話しちゃいましたが、あとから「やっちまったな~」と思いました。
お客様にしてみれば、日本人なんて珍しくもないはずで。
「日本人!」というだけで、知人であるかのように心近しく感じてしまう私とは違うんだよな~と……。
そうは思ったものの、久しぶりに日本の方とお会い出来て、その日一日は「ラッキーな日だ!」とウキウキでした。

~・~・~・~・~・~・

昨日はちょっと用事があって、隣の州にあるミネソタ大学へ行ってきました。キャンパス内を歩いていると、ごそごそとなにやら動いている生き物が……。
なんと七面鳥!ではないですか🦃
こちらでは11月の感謝祭には七面鳥を焼いて食べるのが伝統です。
11月も近づいたこんな時に、のんきにこんなところにいても良いのか、とちょっと心配になりました。

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