8/29 第33話投稿
コンテスト応募もしたことだし、
ここで、第3章もやっと完結ということにしよう。
そうしよう。
なんか最近忙しくて、小説ってあんまり読んでないな。
WEB で「つれづれの文庫」というのを見つけて、
http://www.nextftp.com/y_misa/伊藤静雄の詩
http://www.nextftp.com/y_misa/ito/natu20.htmlを眺めてみたりしていた。
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伊東静雄「反響」 より
そんなに擬視めるな
そんなに凝視めるな わかい友
自然が與へる暗示は
いかにそれが光耀にみちてゐようとも
凝視めるふかい瞳にはつひに悲しみだ
鳥の飛翔の跡を天空にさがすな
夕陽と朝陽のなかに立ちどまるな
手にふるる野花はそれを摘み
花とみづからをささへつつ歩みを運べ
問ひはそのままに答へであり
堪へる痛みもすでにひとつの睡眠だ
風がつたへる白い稜石の反射をわかい友
そんなに長く凝視めるな
われ等は自然の多樣と變化のうちにこそ育ち
あゝ 歡びと意志も亦そこにあると知れ
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もう若くねえしなぁ。
とにかく次回、最終章
「俺たちの旅は、ほら、あれだ。ご期待ください!」
編の構想に入ろう。
あなたの懸命に信じまいとしていることの
何であるかを
私は言いあてることが出来ない