ということで駆け足で投稿を終わらせました。
もし、前作『宥和の勇者』を読んでいただけている方がいるのならすぐピンと来たかと思いますが、この作品は『宥和の勇者』と世界線を同じくしています。とはいってもちゃんと単体で完結するようにはしたつもりですが。
主人公は最強。そんな作品を書こうと思って出発した本作品です。私が反吐が出るほど嫌いな最強主人公をどうすれば、私自身が好きになれるか。
どんな強い人なら私は許せるのか。そう考えると自ずとこのような人物像になりました。
常に努力し続ける人こそが天才と呼ばれるようになるのだと思います。生まれ持った才能というのは確かにあるでしょう。しかし、そんなものは些細なものでしかありません。
どんな自分になりたいのかを決めるのは自分です。そのために努力することを無駄だと言う者は、努力することができない愚か者です。無駄な努力など存在しないのです。努力しようという意思を持つことこそが意味あることなのですから。
けれどもそれが難しいから誰しも諦めず努力をし続けることができる人が羨ましい。それはとても困難で苦痛を伴うことですから。
その困難へと一歩足を踏み出す覚悟は、自分だけではなかなかできないかもしれません。でも、些細な誰かの言葉がその背中を押してくれることもあります。
その言葉こそが君を変える魔法です。