近況ノートではご無沙汰です。
こちらを読まれる方はあまりいないような気がするのですが、近況ノートでも告知をしようと思い記事を作成しています。
明日の23時ごろ、ひとりぼっちのソユーズの新短編『月のプリンセス』を投稿します。
概要は作品紹介ページに書いたのですが、以下の通りです。
『ひとりぼっちのソユーズ』の連作短編ですが、『月のプリンセス』から読んでも違和感はないと思います。気になったタイトルからお読みください。
『月のプリンセス』
月で生まれた最初の女の子ソーネチカ。彼女は人類初の『ルナリアン』で、生まれながらに特別で――そして、とても複雑な女の子だった。
ソーネチカは月のお姫さまであり、いずれ月の女王になることを運命づけられていた。
月の彼女の庭であり城。
そして彼女の海だった。
そんなソーネチカは、いつしか月から見える青い星を焦がれるようになった。手を伸ばし、その場所に辿りつきたいと思うにようになっていた。
その頃から、僕たちは少しずつ離れて行ってしまった。
離さないと誓ったはずのソーネチカが、僕の中で美しく輝いていたはずの月が、少しずつ翳りはじめていたことに、僕は気がつくことができなかった。
僕は月を見上げて手を伸ばす――
そこにいないソーネチカを迎えに行くように。
こんな感じです。
原稿はすでに出来上がっていて、必ず完結します。五万字程度の短い作品です。(短いかな? 短編というよりは中編?)
もしよろしかったら、ご家族ご友人をお誘いの上、劇場まで足をお運びください。
かしこ。