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タフな話さ

日曜日。
コーヒーを啜りながら鼻毛を抜くなどして、有意義な時間を堪能して小説を読んでいたのだが、何か唐突に不安がよぎり、第六感がピーンと来た。
それで電撃に出した作品を確認してみたら、案の定、直前で変更修正したはずの登場人物の名前がそのままになっていた。

俺。
頭を抱えて、悶絶する。

(おい、第六感。ピーンと来るなら、10日以前に働け!役立たず!)


書き上げてみて、思った以上に出来が良く。
ついに俺の中に厳重に隠され封印されてきた天才が、世に放たれる時が来たのかと、心の中で高笑いをしていたのだが、、

「何でお前は、直前で手直ししたなら3回は確認しないかな?」
「更新ボタン押した? なら数秒ぐらい待てよ。常識だろおおお!」

という、
いつもの自分の仕事ぶりで凹む。

どうも自分という人間は何かをやらかさないと仕事ができないらしい。
‥まあ、でも。やらしかした箇所は文脈から、間違いだとすぐに察せるとは思えるので致命傷ではなさそうなのだが、読んでいていきなり登場人物の名前が変わっていたら、ポカンとするだろうな。
それに一つあれば、二つ目もありそうだ。


オーケー、オーケー。
完璧だと圧倒的すぎるからな。
有象無象のライバルどもにハンデをくれてやろう!

HAHAHA!

はぁ〜‥。

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