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<会話文>クリスマス小話

本編より少し先の話。ネタバレなし。
クリスマス関係ないけど、ネロを出せてないので、久しぶりに会話文だけでも登場させておこうと思いまして。






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「ジングルベール、ジングルベール、クリスマスッ!」
「なんで今歌うんだ。黙って薬草を探せ!!!」
「だって、暇なんだもん」
「依頼の薬草探しの最中が暇な訳ないだろうが!!俺様だけに探させるつもりか!!」
「それより」
「薬草!さ!が!せ!!!」
「ネロって好きな子いないの?」
「いたらお前とはすぐに婚約破棄してやる」
「果たしてそう簡単にいきますかな?」
「黙れ」
「じゃあ、好きなタイプは?」
「俺様一人に依頼を押し付けず、ことあるごとに偉そうな口を叩かない、控えめで大人しい、やかましくない女」
「わはは!結婚できない男の典型例的な理想ではないか!笑わせよる!」
「だから!お前以外なら誰でもいいんだ!!」
「え、つまり、私だけが特別…?もしかして、ネロ、私のことが」
「止めた!!依頼なんか知るか!!俺様は帰る!!」
「じゃあ私も帰るわ。大分前に薬草は見つけたし」
「……何だと?」
「だから、私も帰る」
「薬草のことだ!見せろ!」
「えー…奪われたー…。ネロ、意外と手が早いよね」
「…なぜ黙っていた」
「黙れって言ったり、話せって言ったり、ぶれる少年だな。自分の言動に責任を持ちたまえ。方向性は一貫してもらいたいものだ」
「貴様のせいで時間を無駄にしたんだぞ!!!」
「ネロと一緒にいる時間は無駄ではない」
「……………」
「………チョロ」
「貴様というやつはぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


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