こんにちは。
長かったゴールデンウィークも終わって、いつもの日常が戻ってきたと思ったら、あっという間に5月も半ばを過ぎていました。早い!
少し焦り気味にこのノート公開してますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
わたしは相変わらずのんびりし過ぎてしまって、今年もまた『わーん、間に合わないよ~(泣)』って泣きごと言う羽目になりそうです。困った......
そんなわけで(?)タイトルの読書日記ですが、今回はちょっとお休みさせて頂こうかなと思います。二周年の準備が思った以上に進まなくて......すみませんm(_ _)m
まあほとんど読めてなかったってのもあるんですけど、実はわたし、ちゃんと日記は書いてたんですよ。それもたっぷり5000文字くらい。複数のお話しじゃないですよ?ひとつの作品だけで。これ、何気にすごくありません?おそらく今まで書いた読書日記の中でも、ひとつの作品の感想としては一番長かったと思うんです。とにかく、書きたいことが次から次に湧いて出てきてましたから。でも──
書いてるうちにこれはちょっとわたしが書いてよい内容ではないんじゃないかな?って思い始めてしまったんですよね。で、散々悩んだ末に公開はやめることに......
だって、自分でもよく理解出来てないこと書くなんて...... ねぇ?
さすがに作者の方にも、このノートを読んで下さってるみなさんにも、失礼になるかなと思って取り消しました。すごく良い作品だと思うし、ほんとに素晴らしい内容だったと思うんですけどね。残念......
その紹介したかった作品はみんな大好き、羽田宇佐さんの「週に一度クラスメイトを買う話」。
もう説明なんていらないと思いますけど、そうです。その229話。
あの『約束の日』の回ですね。おそらくカクヨム百合界隈で今年一番話題になったあのお話し。
これ、ほんとにすごかったんです。
あまり詳しいことは書きませんがこのお話し、なにがすごいかって20000字近かったこのエピソードの、そのほとんどがえっちシーンばかりだったにも関わらず、読み終えた後は泣きたくなるほどの感動でいっぱいなんですよ。いやほんとに大袈裟でもなんでもなくて。
これ、普通考えられないでしょ?えっちな小説読んで涙流すなんて。でも、その信じ難い現象が実際に起きるんですよ。それくらいすごいんです。
まあ、それが納得出来るくらいたくさん、積み重ねてきた『想い』みたいなものがあるんですよね。あの二人には。
好きとか、嫌いとか、そんな単純な言葉ではもう言い表せないくらい大きくなってしまった得体の知れない巨大感情みたいなものが。
読者にしても、見守り続けてきた二年という歳月があるわけです。じれったいほどゆっくりと、時をかけて紡がれてきた二人の感情のゆらめきを見守り続けてきた歳月が。
だから尊いんですよね。だから感動する。そう。『尊い』って言葉が一番すっと入ってきたのが今回のこのお話しだったかもしれません。セックスが『尊い』って思えたの、たぶんこれが初めてでした。
優しいんだよね。ただただ。ひたすら優しい。このエピソードの全てが。仙台さんの思いやりと、優しさと、愛情でいっぱいに溢れてる。仙台さんの囁きも、触れる指先も、唇も、どれもみんな優しくて、あたたかくて。それだけで、宮城のことどれだけ大切に思ってるかがよくわかる。だからこそ、わたしも受け入れられた。だから泣いた。こんなに、感動できた。実際に「涙した」ってコメントされてた方もいらっしゃったけど、嘘ではないなと思った。
以前にわたし、全年齢対象の性描写について少しお話しさせて頂いたことあったけど、もうこの作品をお手本にしてもらったらいいんじゃないかなって思った。
えっちなんですよ。すごく。でも、それ以上に大切なものがちゃんと描かれているから、これなら中学生とか、未成年の人にすすめても大丈夫かなと思えました。
セックスがただのいやらしいだけの行為ではない、優しくて、相手を思いやる愛情表現のひとつなのだと感じさせてくれたこの作品は、ほんとに素晴らしいなと思いました。
セックスがよく理解出来ないわたしにも感動を下さった羽田さん。ほんとに素敵なお話しをありがとうございましたm(_ _)m
と、まあ散々端折ってこの長さなんです。どれだけ長かったか想像つきますでしょ?ねっ?笑
作品紹介無いとか言ってずいぶん長々と語ってしまいましたが、以下、4月に読ませて頂いた作品のタイトルです。
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★渡り鳥と万年筆はかく語りき/礫奈ゆきさん
☆天然のフリをして/三郎さん
☆わたしの魔法少女/来宮亜貴さん
★今度こそ、貴方と共に/奏さん
☆蒼い歌と百合の花/砂鳥はと子さん
★はとエッセイ/砂鳥はと子さん
★夏の光をつかまえて/砂鳥はと子さん
★キュン✕キス!=君の歌/ひのはらさん
☆姫様、あと八年ほどお待ちください/三郎さん
★貴女と私、嘘だらけの世界/夏目綾さん
★女子高生白河なずなは女子小学生がお好き!/朝乃永遠さん
★出会った番(つがい)は同性でした/奏さん
★番長とお嬢様/三郎さん
☆真っ赤な吸血少女は好きな人を傷つけたくてたまらない/M・A・J・Oさん
☆真昼のフラワーバス/霜月このはさん
☆真夜中のコンチェルト~百合短編集~/霜月このはさん
★うさぎのためなら死ねる。/桃本ももさん
★咲ちゃんと未来さん/三郎さん
★風のごとく駆け抜けて/毛利耶麻さん
★週に一度クラスメイトを買う話/羽田羽佐さん
★令和な日々/ひろ津さん
☆珈琲とココアとホットミルク/霜月このはさん
☆クラブジャムンな関係/ひのはらさん
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以上、23作品でした。ほんと少ない……
次回の更新はわたしのカクヨム登録二周年の記念イベント、『わたしの好きな百合小説ベストテン』の詳細をお知らせしようと思います。はい。今年もやります。性懲りもなく😅
おそらく近日中に更新出来ると思いますので今しばらくお待ちくださいね。
イベントもなるべく二周年のその日に。6月1日に公開出来るよう頑張ります!
それでは、今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございましたm(_ _)m