よろしければぜひきてください!
3月と会場が異なりますのでお気を付けください✨
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ショートストーリーを描いてみよう
~「題名」から生まれる物語~
2024年5月19日(日)
13:30-16:00
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前回は、閉館時間の17時までみなさん楽しんで発表し合いました✨
既に来られる方のお名前うかがっておりますが予約は不要です。
16人超えても、追い返すことは致しません✨
静岡、東京からも来られる方がいるほか、小学生の参加もあるかも。
基本は大人の方が多いですが、今回も4つの島をつくってグループワークします!
ゲーム性を持たせて楽しくやりたいです。
最終的には一つの物語の梗概を書いていただく予定です。
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資料の一部を紹介します✨
★POINT★―――――――――――――――――
プロットとは、起承転結の「流れ」に、設定や要素を足した全体構造を示す資料です。
小説を書く上で、重要な設計図となります。最終的な文章とは異なります。
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◇小説の基本を簡単に押さえましょう。
文字を使った創作物のうち、詩や散文、俳句などを除いた「物語」には、およそすべて「起承転結」があります。「桃太郎」を例に、その内容を見てみましょう。
【起承転結とは ~桃太郎を例に~】
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起 ――物語のはじまり。舞台や登場人物が登場する。
承 ――物語が進み、主人公がなにをするかわかってくる。
転 ――物語が急に変わっていく部分。大きな問題が起こったりする。
結 ――物語の最後、どのように終わるかわかる。
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※起承転結は、物語を面白く、かつ分かりやすくするために使われます。「起承転結」を意識して書かれた物語は理解しやすく、読み手に優しい文章になります。 時系列で考えても大丈夫。いつどこでだれがなにをして、どうなったか。転や結を意識するとおもしろくなりそうです。
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〇起〇 桃から生まれる桃太郎
〇承〇 犬、サル、キジを仲間にして鬼退治に向かう
〇転〇 鬼が島で鬼と対決
〇結〇 平和な世界を取り戻す
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――では、意識すべきことを少し具体的に見ていきましょう。
(A)物語の始まり方【起】
物語、小説の世界には、必ず非日常が含まれています。え、どういうこと?と思ったでしょうか。日常の出来事のみが書かれていたら、それは日記であったり、随筆(旅行記など)になります。どんな小さな非日常でもいいので、それを含めてみてください。桃太郎で言えば、おばあさんが川で洗濯しているのは「日常」ですが、そこに大きな桃が、どんぶらこと流れてきたという、とんでもない「非日常」から始まっていますね。朝ご飯でパンを食べるのが「日常」なら、朝ごはんに突然ステーキが出てきたらそれも「非日常」です。どうしてステーキが出てきたのか? そこから物語が始まることもあります。
(B)物語の進め方【承】
「承」とは小学校6年生で習う漢字ですが、意味を知っているでしょうか。受け継ぐ、引き受ける、聞くといった意味があります。(承認、承知、承るなど)【起】で始まった物語の「はじまり」が徐々に進んでいく部分です。【転】に繋ぐための橋渡し的な部分でもあります。
(C)物語の山場【転】
一番盛り上がる部分です。桃太郎で言えば鬼と戦うシーンになります。突然何かが起こったり、大きく物語が動く、重要な場面だと覚えておきましょう。意識的に盛り上げましょう。
(D)物語の終わり【結】
【転】で起こった問題などを解決して、いざ物語が終わりますが、大切なことは、主人公(またはそれに順じる何か)に変化が起こっていることです。一切変化がなければ、それは小説になりません。桃太郎でいえば、物語の始まりと終わりでは大きな変化がいくつか起きています。(鬼がいなくなり平和になった。お爺さんとお婆さんの元に桃太郎という息子ができた。など)ささいなことでもいいので、始まりと終わりでは、何らかの変化が起こるようにしてください。
「題名」「タイトル」から物語(プロット)を作ろう!➤
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©Noran Nijino
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