虹乃ノラン

一部の方には、これは読まなくていいですよ💦とお伝えしている処女作ではありますが。

◇『エルセトラ』

子どもの頃によんだ、異世界ファンタジーの原風景、と秋田健次郎さんがいってくださったとおりに、ハルさんの心安らかな眠りにも寄り添うことができてしあわせです。読了ありがとうございました✨

エルセトラを書いていた頃は、梨木香歩さんの『裏庭』と、ダンブラウンの『インフェルノ』を参考にしていました。まだまだ原稿の書き方に迷いが山ほどあったときです。ダッシュをどう使うのか、改行をどうするのか、そんな記憶が蘇ります。三人称を採用しています。


不思議の国のアリスや、ピーターパン、そういった、今の主流ではない「異世界」です。

お子様でもＯＫ。

レビューをありがとうございました✨
https://kakuyomu.jp/works/16817330669591282701/reviews

ステキブンゲイにもあります。

なお、月の王と対峙しているぐにゃぐにゃシーン🎬でずっと聴いていたのはこの曲

スガシカオ
あなたひとりだけ幸せになることは許されないのよ
https://youtu.be/caKaSXAB4TE?si=p9TtG0vQaXIr46hN



毒を受けない優しい物語が必要な時、もしも自作をお勧めすることがかなうのであれば、まず『月の帰り道』https://kakuyomu.jp/works/16817330668566654769

さらにゆっくりの旅に付き添ってくださるという方には、エルセトラをお伝えしています。

（秋田さんは一気読み、ハルさんは毎日お布団のなかで2-3話ずつゆっくりゆっくりおよみいただきました。とてもやすらかな気持ちを私も分けていただきました。また、公開後1番に読了くださったのはユーディさんで、返信しきれないほどコメントをくださいました。aonohaijiさんからは心をうたれて涙が出ましたとのお言葉、他にも何名かたしかに寄り添っていただきました。感謝しております）


※作中に出てくるノランは私ではありません。筆名をまだつける前でした……！今見ると、ノラン爺のセリフが自身を投影しているみたいで若干恥ずかしいです。

『エルセトラ』

♪ソコへ行くには、ココから出ようと思うほんの少しの勇気と、信じる気持ちがあればいい♪

　真珠（ましろ）は繰り返す入院生活の中で気が狂いそうになっていた。
「空色カーテン」だけが鮮やかな色を映す病室の中で日々妄想にふけっていると、ある日その向こうからフランスかぶれのカエル紳士ルイ・マッシュ・ギャレットⅡ世が現れる。
　シルクハットに燕尾服を着込んで貴族ぶった独特の喋り方をする彼の好物はジェリービーンズ。マイペースな彼になかば連れ去られるようにエルセトラの空泳ぐ旅が始まる。

■目次
◇プロローグ
空泳ぐ白クジラ
◇一章
空色カーテン
ルイ・マッシュ・ギャレットII世現る
移動式リゾートに乗って
ポッポー！　飛び出し注意
マザーのリンゴに舌鼓
◇二章
パット先生の地図
三角岬とお化けの森
灯台守りの伝説
煌きアゲハと秘伝の粉
お食事をご用意
◇三章
白クジラの群れを追って
運び屋スパイキー
辺境の偏狭？　ポツンと一軒
カッコウ時計に再会
女王の森
真珠は諦めろ
キスとドーナツ
ご無事で何より♪
◇四章（１）
スノーディアを目指して
水の町　ブルネラ
旅の終わり？
実況中継に失敗！
マザー不在の森
ポカの実禁止！　今は……
◇四章（２）
追いかけっこ
クッキーの宝石箱
大切な客人への視線
羽を洗えばよろしいか♪
アマルのメモ書き
◇四章（３）
ノランの提案
涙は甘いメープルシナモン
フランクゼリー
◇四章（４）
パール
チクタク不在宅
大きな白クジラと小さな白クジラ
ニレの木の下で
◇四章（５）
町の英雄
やめて！　やめて！　やめて！
鏡像　表の恐怖
恐怖の共鳴
真珠の半身
ボクノ、ゼリー
勇気ある人よ
◇四章（６）
賛同と敵意
オレンジの熱
ならば！　最後まで私についてこい！
◇四章（７）
終わりと始まり
マッシュの背中
サヨナラ
◇エピローグ