『バベル』も『愛の逸脱』も、どちらもぼちぼち書き進めてはいるのですが、どちらもおなかが痛くなるような深刻さなので、正直筆者はしんどい……!
という訳で、まったく頭の使わないのほほんとした短編を書きました。
今回書いた分は、本編の時系列でいうと「Bullet」の二週間後くらいです。
だからまだ浩はイリヤを「君」とか「イリヤ・チャイカ」と呼んでいるし、いつにも増して言葉の棘がすさまじいです。
これを読んでからBullet(9)を読むと、
「よくここまで育て上げましたね……!」
となること間違いなしです。間違いなく『愛の逸脱』はイリヤ・チャイカの並々ならぬ執念と努力によって成立しています。