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今日は嬉しいお知らせです。
カクヨムネクストで連載中の「後宮の人形師 ひきこもりの少女、呪術から国を救う。」が富士見L文庫様より10月15日に刊行となります。
表紙イラストは薔薇缶先生。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322405000533/ こちらのイラストは本当に素敵で、何度見ても嬉しくなってます。
鈴雨も毛毛もかわいいし、長雲様は無気力だし、人形も忠実に描いていただいています。
そして彩色皿と襦裙の裾が、鈴雨の浄眼みたいな星空になっているのもとっても嬉しいです!
私は浄眼というのは常人には見えない宇宙の他の次元が見えているようなものだと思っています。それは精神の宇宙で、魂や感情には色や匂いや重さ、大きさがあって、実際の世界にも影響を及ぼしている。
そんな特別な鈴雨の浄眼を、素敵に表現してくださいました。
それと鈴雨が色とりどりの花束を大事に抱える姿は、鈴雨が様々な人と出会い、それが鈴雨だけの花束になっていく様子が表現されています。そのことに私はとても感動して、正直このイラストを見て泣いてしまいました。
様々な人と出会って、その人たちへの想いを抱えながら生きていく。それって人生そのものだなって思いまして。そして色んな人への想いは自分だけの花束なんだ。私はこれからもその花束を抱えて生きていくんだ。ううううう(涙)。
とか長々と湿っぽく、表紙について語ってしまいました! とにかく薔薇缶先生にこんな素敵なイラストをいただけて、感謝しております。
そしてこの近況ノートをちまちま書いておりましたら、ちょうど今宅配便で見本誌が届きました!
私は今回で本を出すのは三冊目なのですが、まだ「KADOKAWAから著者用の見本誌が届いたで!」という事象に慣れてないので、もう段ボールを開封する前の段階からドキドキしながらパシャパシャ写真を撮りましたよ。
すごーい、作家みたーい!
やー、実物を手にすると感慨深いです。帯の裏の部分にキャラクターの紹介欄があって嬉しい! かわいい!
この本が書店に並ぶのを目にするのが待ち遠しいです。
また、電子書籍版には特典として「毛毛散歩」という短編がついてきます。
こちらは題名の通り、毛毛が後宮内をお散歩する内容となっております。
長雲様が工房を訪れた時には逃げるようにお散歩に行ってしまう毛毛。
いったいどこでなにをしていたのか。それが今、明らかに……!
毛毛視点で書いてみました。お楽しみいただける内容になっているかと思います。
というわけで、カクヨムネクストでお読みいただいている時点で既にとてもありがたいのですが、もし後宮の人形師を気に入っていただけましたら、ぜひ書籍版もお迎えいただいて、お手元で愛でていただけたら嬉しいです。
あなたは物質(紙書籍)派? それともデータ(電子書籍)派? それとも、え、まさかりょうほ(よくばり)……。
なんて商売人みたいなことを申してみました。実際商売人かもですが……。
これからも後宮の人形師をお楽しみいただけたら、そして応援していただけましたら幸いです。
引き続き、よろしくお願いいたします~。