本作はもともと長編用に世界を創ったのだが、時間の関係やなんやかやあり、第一話「ウェアウルフの飼い犬」で世界観と雰囲気を楽しんでいただく短編だけの予定だった。なのでそこで終わってもいい形に作ってある。
その後、評判が割と良かったので、第一部として、数話追加した。なのでここでも終わっていい形になっている。
ここで止めても良かったのだが、このタイミングでたまたま「ニコ動アタック」を受けたので、「せっかくなら」で、またいくつかのエピソードを重ねて、今日、第二部完結まで持っていった。なので当然、ここで終わってもいい区切りを入れてある。
本作、立ち上がりは早期に読者がついたので走ってきた感じなんだが、ここのところ動きが止まってしまっている。なので正直多少落胆していて、第二部で完全完結にしてもいいかなという考えが、頭の隅をちらちらする。区切りはつけてあるし。
でもまあ書いちゃうんだろうなあ、お嬢とコボちゃんが頭に住み着いちゃったし。
細部まで構成を詰めてから書き始めた「夜の翼」と違って本作では、割と即興で物語を作っていっている。連作短編の形だし、第一部、第二部と区切りで完結させているし、割とこのあとも気楽に書くことはできそうだ。
じゃあ今後はなにを書くかだが。。。。
楡の木荘世界については、けっこう情報も開示したし、細部はともかく概要については勘のいい方ならそろそろわかったと思う。特にSF読みの方々なら、ところどころの単語を通して読み取れるだろうし。
なので第三部では、まだほとんど語られていない部分、「大家」について触れようかなあと考えている。
これまで同様、第三部では最終エピソードで「完結」といえる内容にしたい。第三部の内容はまだほとんど考えていないが、最終エピソードのお嬢の最後のセリフあたりはもう決めてある。
そこに向けて突き進むだけだな。。。
あと第三部を始める前に、ここまでの構成を少しいじる予定だ。第一部と第二部で分量がかなり違うのと、第一部はやはり走りすぎているので、第二部から西瓜騒動と社会科見学を第一部に移設しようかなあと。それに伴い、全体を書き直して伏線や回収をきれいに均し、レトリックも見直す予定。