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ヤドリギの下の物語 を読んでの感想

う~ん、やっぱり難しいなと思いましたよ。

あんぜさんの「ヤドリギの下の物語」を読んでそう思ったのです。




【まず思ったこと】

この作品のこと好きだな、ですね。

コメントにも書いてしまったくらい、こういうの好きだな。

愛ある物語でした!




【こうしたらもっと人気でるのにな】

これが難しいと思ったところなのですよね……

後書きを読むと、作者さん自身もわかっているみたいでした。


ヤドリギの下の物語は、好きな子を勇者に奪われるというストーリーです。

ファンタジーNTR作品にみられるパターンで、良くあるのは勇者は「魅了スキル」で女の子を奪うこと。



こうしたパターンの作品で☆を多く貰うには、「ざまぁ」が必須ってくらい。



勇者はもちろん、奪われた女の子へも「ざまぁ」を食らわせるのが求められるというか……

魅了スキルには抗えない設定がほとんどで、女の子には非がないのに、ざまぁしないと気がすまない。

どんな理由があっても、主人公を裏切った女は許せない! なんて読み専が多いみたいですね。



ヤドリギの下の物語は、そうした感性へのアンチテーゼ作品。

裏切った女の子を見捨てない物語なのですよね。当然、ざまぁしません。

だから、☆を多く集めにくいのですよね。

難しいなと思いましたよ。




【まとめ】

エッセイ等でも書いていますけど、私は裏切った子も救ってほしいと思うのですよ。

ましてやスキルや薬で抗えないなら尚のこと。

ヒーロー(主人公)なら救えや、このバカ! と常に思ってしまうのです。

でも、救う作品って人気でにくいのですよね…… こんちくしょうですよ。許したくないですね、そんな風潮。


「まちがった子を救う物語」&「読み専のお目目をぱっちり明かしたい」

このところ思い詰めているのはコレなくらい。

なら私がやってやんよ…… なんて荒んでいるのです。



あんぜさんはヤドリギの下の物語のように、まちがった子が救われる話をいくつか書かれています。

う~ん正直に暴露しますと、私には合わないなと思うのもあったりしますね。

性癖というか、そういうのが合わなかったのは「王子の私の配下の女の子が~」。

これにはもっと「ざまぁ」が欲しかったなと思いましたよ。


そうかと言って「恋する僕を裏切って男に走った~」は実は3回読んでいますし。

「寝取られには巨乳がよい」も同じくらい何回も読んでいますし。

「勇者のオレの妻が全員NTRれている件」も同様。

他の作品もちょこちょこ読んでいるのです。


とまあ、なんだファンじゃん! なのかも知れないですね。そうだったのか!?


う~ん、自分で書いてみてビックリですね。自覚していなかったです、はい。



これからも隠れて応援しています!

10件のコメント

  • こんにちは。
    いつもエッセイ楽しませていただいております。

    あんぜさんの
    「王子の私の配下の女の子が~」
    は、読みやすいのにクセ強なんですよね。わたくしも実は「ざまあ」を期待してた口です(笑)

    でも結局、ヒーローの特質が“不幸を招かないためにも”ハーレム要員をファームで、性、アイデンティティー共に鍛えたり気付かせてもらったようなもの、と作中でも匂わせているので結果オーライ、と言えます。

    ヒーローである王子の心情は一切書かれていないのでアレですが、あんまりこだわりのない素直な方なのは間違いないのでここらもどう読み込むかで好き嫌い別れそうですね。

    まああんぜさんは確信犯なので外圧では変わらないヒトだと思います。(ウケ方知ってるのにやらないアマノジャクさんw)

    お邪魔しました。長々すみませんでした。
  • こんにちは。仕事をサボって近況ノートを書いてしまいましたよ。
    今もそうです~

    「王子の私の配下の女の子が~」はクセ強ですよね。
    ざまぁが欲しかったですよ。それを期待して読んでいたので。
    ちょっとこの作品だけは性癖に合わないと思いましたよ。

    ああ、ヒーローの心情は気になりましたね。
    どう感じているのか。私的には激高してほしかったです。
    なるほど、そうですね。ヒーローをどう読み込むかで好き嫌い変わりますね。
    そっか、だから性癖に合わないと思ったのかも。
    ヒーローに救ってほしいと思う人間なのですよ、私って。

    自分でこの近況ノートを書いて気づきましたけど、あんぜさんの作品をけっこう読んでいるのですよね。
    それも同じ作品を何度も、です。
    だから相当気に入っているみたいですね。
    自分で気づかなかったけど、ファンみたいですよ。
    もっと人気でてほしい作者さんですね。
  • タンティママンですわよぉ〜♡
    (*´∇`*)

    短編だからイッキに読んで見たわぁ♡
    良かったわぁ♡
    偽勇者が真勇者にボコられるのは、見たかったわぁ

    魅了の魔法や薬や脅迫でヒロインちゃんを許さない読者ってぇ〜

    自分の恋人がレイプ被害に合ったら、非処女で汚らわしいとか平気で言っちゃう人間ってコトだと思うんだけどねぇ?

    中東のクズイスラムの信徒なのかしら?
    (;´д`)
  • 良かったですか。そういって貰えると、ほっとしますよ。

    偽勇者へのざまぁが少ないと思うのは、たぶん多いです。
    NTR物を読む人の中には、ざまぁを求めている方がいると思うので。

    魅了や薬でヒロインが堕ちたのに、それを許さないって読み専は少なからずいるのですよね。
    ちょっとどうなのかな?と思いますよ。
    仰る通りで、恋人がレイプ被害にあったら「お前に隙があった!」とか責めるタイプか、それか酷いこと思っているのを気付いていないか。

    私生活が荒れているのか、はたまた良い人生を送れていないのか。心配になります。
    まあ私は、言っちゃうと良くない人生を歩んで来て、なんとか立ち向かって今に至るので、負けないでほしいと思ってしまいます。
    それとは別で、こうした風潮に反抗したくなっているのですよ。
  • どこから伝播したんだろうと思いましたらこちらでしたか。拙作を話題に取り上げて頂きありがとうございます。また、皆さまに読んで頂きありがとうございます。めっちゃ嬉しいです。

    『ヤドリギ~』はあとがきでも書いたように別作品のスピンオフなので偽勇者がボコられることはありません。テーマがズレますしね。邪魔者です。元の作品(公開未定)と、次の次に公開される作品でボコられる予定です。


    人気……は出ないんじゃないかなあと思います。拙作のざまぁって主人公が直接手を下しませんしね。なんか間男勝手に死亡しててウケるwww みたいな話ばかりですし。いやだって、ボコって血に塗れた拳でヒロインを抱くのかい? って話ですよ。テロリストの名前なんて残す価値が無いのと一緒です。

    唯一、自ら手を下した『寝取られ巨乳』の芳潔は子供が生まれてやっと心に平穏が訪れましたし。あ、『寝取られ巨乳』何度もお読みいただけたとのこと、嬉しいです! あれも普通の物語だったなら『収監された主人公をヒロインがひたすら待ち続けて、罪の意識を感じながら腫物を触れ合うように時間を掛けて再構築していく』のでしょうけれど、笑いと呆れでぶっ飛ばした大好きな作品で、私も何度も読んでます!

    (『恋~離~』や『勇者~』も何度もお読みいただけたとのこと、大変ありがたく存じます!)


    『王子~』についてはあとがきに書いた通りですね。王子が激高ですか? してますよ。めっちゃ激高してます。ただ、怒る方向性が違います。だから聖女が笑ってるんです。『この王子にはその程度の事、何の煽りにもならないのがわからないのかw』って。ヒロインたちが堕とされたのは自分の責任。そんなことよりも、聖女を裸にして弩を突きつけたり、民を見下されたりすることの方が王子には腹が立つのです。

    王子の救いは『ヒロインたちに罪の意識さえ感じさせない』ことです。私思いますに、NTRモノの主人公がヒロインの瑕疵に激高したり嘆いたりするのって、ヒロインたちへの甘えだと思うんですよね。ヒロインたちに罪の意識を感じさせ、曇らせることで自分の辛さを分かってもらおうとする甘え、心の弱さなんじゃないかなと思います。まあそれが普通ですよね。でも、王子は格が違うわけです。ヒロインたちを美しいとまで言って自罰から目を逸らさせます。

    まあ、王子も王子で総督の故国を滅ぼしますので、同じ上に立つ者として申し訳なく思ってるとは思います。なので、それ以上の罰は望まないと思います。


    あ、ちなみに『王子~』について、どんなざまぁがあれば納得できますか? 参考までにお聞かせいただけると大変ありがたく存じます。どうも私、世間のざまぁ嗜好に鈍いものでw
  • 黒さに黒さをぶつけても対消滅しない(笑)


    別の愛に乗り替えてバリア張ってざまあ!でカタルシスする気持ち悪さ、なんで平気なんだろうなと思います。

    ファンタジー上で“復讐”したいのは分かるけど、もういいんじゃないか?

    NTRももう飽きたっしょ。とはいえ、セカイの中心でホニャララでもないし、純ラブ・ルネサンスとして復縁物に身を焦がそう、です。

    ~瘴気に穢れてそこから復活!~と
    ~NTRから純愛―復縁!~

    は似てるじゃん(笑) です。
  • ~~~ あんぜさんへ ~~~

    伝播! この近況ノートから読まれるのは嬉しいですね。そうであってほしいと思って書いていたりしますので。

    NTR物に何を求めて読んでいるのでしょうね。私は不思議なのですよ。
    NTR物のコメント欄をのぞくと、魅了スキルでも薬でも、どんな理由であっても主人公を裏切る女の子を許さないという人がいるのですよね。
    そういう人は何を求めているのか、言い方悪いですけど観察していると、とにかく「ざまぁ」。

    たぶん、主人公に悪いことしたら「断罪してもOK」と思っているのかな。免罪符貰った!と捉えるのかも?
    それで、どんな理由があっても女の子を許す展開に怒るような……

    NTR物でざまぁがないと人気でないのは、そんなことがあるのかも知れませんね。真相はわからないですけど。

    ええ、そうなのですよ。何度も読んでいるのですよ。しつこいというか、なんというのでしょうね?
    「寝取られ巨乳」は手を下す展開に驚きましたよ。やってしまったの!?て読む手が止まりました。
    う~ん、「ざまぁ」好きな人だと間男の苦しむ声が聞きたいとか、物足りないと思うかも?
    だけど、自分が不幸(犯罪者)になっても晴らしたい気持ちが伝わりました。

    なるほど、血濡れた手でヒロインを抱く。そっか、深いです。そうした視点は持っていなかったですよ。
    ラブコメばっかり読んでいますけど、そもそも異世界物を読んでいたのですよね。気づいたら異世界を放置してラブコメに走っていたのです。
    そのせいか血濡れたことへ抵抗がないというか。そっか、自分で気づかなかったですね。人と感性がズレていると思っているけど、さらにズレていたみたいです。

    「王子~」でのざまぁは、ドン引きされそうですけど、そうですね……
    異世界物のざまぁを参照します。「王子~」も異世界ファンタジーですので、こんなざまぁが求められると思うのですよね。

    間男の地位のはく奪。それも悪行を公開して。誰もが知ってしまうほど。
    その上で、間男の血縁者を含む、全関係者からも蔑まされるようにします。間男を誰もが見放すように仕向けるのです。
    権威・社会的地位を殺すわけですね。
    さらに間男の肉体を損ねさせます。ぶん殴るのでも、何度も何度も何度も繰り返します。全身から血を吹きだすくらいは鉄板ですね。
    その間、間男の絶叫は必須です。ぶざまさをこれでもかと披露させます。
    間男の「竿」を損ねるのも良いですね。きっと喜ばれます。
    肉体的にも再起不能にするわけです。
    トドメに生きて戻れない土地、例えば騎士団でも手が付けられない魔獣の森とか、そういう土地へ追放。

    ドン引きすると思いますけど、異世界物のざまぁってこのくらいしますので……

    ナカムラ マコさんのご指摘は的確だと思うのですよ。
    「王子~」って王子のことをどう捉えるのかでちがって見える。
    私はまあ子どもぽいので、ヒーローが颯爽とヒロインを救ってほしいわけです。
    だけど、コメントを頂いて、そっかそんな救い方もあるのかと目から鱗が取れましたよ。曇らせるのは弱さ。なんとなく心に沁みますね。

    ありがとうございます。もう一度「王子~」を読んでみたいと思いました。きっとちがった見方が出来ると思いますので。
  • ~~~ ナカムラ マコさんへ ~~~

    別の愛に乗り替えて。これは私もそう思いますよ。キモ!てツッコミしてしまうほど。
    ただの心変わりの早い浮気症じゃんと思ってしまうのですよね。なのに元恋人への辛辣さ。
    お前が言うなよ、同じ穴の貉のくせに…… と憎しみすらわいてしまうのですよ。

    復縁物が好きなのですよ、私って。
    NTR物に求めるのも復縁です。良い復縁を見たいので読んでいます。
    「まちがった子が救われる物語」これを求めてやまないですよ。

    なのに風潮は逆風なので、許せないのですよね。逆らいたくなるのですよね。
    書きたくなるのです。なら私が救ってやる~って。
  • コメレスありがとうございます。

    ざまぁは私も好きですよ。大義名分を得て抵抗する悪者を完膚なきまでに打ち据えるざまぁポルノは昔から人々に愛されてきました。イジメが気持ちいいのと似てますね。正義か悪かなんてものは本人的には重要ではなく、獣のように感情を剥き出しにしたい欲求を叶えてくれます。ストレス発散は大事です。

    まあただ、それで後味がいいかというとまた別ですね。ヒトは自己を客観視できる生き物ですから。

    >「ざまぁ」好きな人だと間男の苦しむ声が聞きたいとか、物足りないと思うかも?

    なるほど。私はヤるときにはすんなりヤってしまうのですが、そこがいけないんですね。一撃必殺が必要な時に無駄に抵抗させたり、死にそうな時にベラベラ喋るのは茶番だと思って笑ってしまうのがいけないようです。

    >ドン引きすると思いますけど、異世界物のざまぁってこのくらいしますので……

    まあよくあるやつですね。
    私、小説というと洋物スプラッタホラーしか読まなかったのでweb小説の残虐描写ってどれも何というか……子供っぽくてパッとしないんですよね。あ、別に貶そうとしてるわけじゃなくて、興味が湧かないみたいなだけなので悪く思わないでくださいね。

    ちなみにですが『姫様ここにあり!』は読まれました? あれはどちらかというと残虐な方です。他にもサポーター限定作品もありますけど、確かにどちらもあっさりした描写と言えばあっさりで、ざまぁとは違いますね。参考になります。

    話は戻りますが『王子~』でそれをやった場合、ヒロインたちはどう思うかですね。「素敵、カッコイイ!」ってなるかなって。サイコっぽいというか心が壊れてそうです。「人格者の王子があんなに怒るなんて、それだけ酷いことをしてしまったんだ……」って曇らせる事にはなりそうです。ましてやこの後、裸袋なんておバカな惚気話には決して至らないでしょうね。

    王子をどう捉えるかですが、まああんな誰の話でも聞いてやり、思いやる完璧王子には共感できないでしょう。だから主人公では無いのです。

    >ありがとうございます。もう一度「王子~」を読んでみたいと思いました。きっとちがった見方が出来ると思いますので。

    そんな真っ向からの誠実な対応を頂けるとは。私のようなひねくれ者にはこの上なく有難い限りです。
  • ~~~ あんぜさんへ2 ~~~

    ざまぁポルノは昔から。そう言われたら、そうですね。
    勧善懲悪物はたしかにざまぁですね。これは昔から愛されてきましたよね。なるほど……

    WEB小説をストレス発散に読んでいる人がいるのは、なんとなくわかっていました。
    それが悪いとは言えませんね。私もブラック職場なころは、ストレスのせいで勧善懲悪物しか受けいれられなかったですから。
    主人公側が絶対勝つと決まっている物語以外、ストレスになってダメだったのですよね。

    それを踏まえましても、行きすぎた人がいる。ストレス発散に残虐性と言うのでしょうか?
    中世の魔女狩りってこうだったのかな……と恐れおののくコメントに出会ったりしますよ。
    裏切った子へ残虐な制裁を求めるので、それは確かに後味良くなくって、私は嫌いなのですよね……

    間男の苦しむ声。これはたぶん「もう遅い」とかにも通じていて、後悔した声を聞きたいのだと思うのですよ。
    う~ん、なるほど。茶番。これも気づかなかったですね。
    けっこうリアルさがないとか言う人がいますけど、そういえば間男の苦しむ声には、リアルさがないとツッコミ入らないですね。なんでなのでしょう?
    自分の欲求を満たすことには、目をつぶれる。そういうことなのかも知れませんね。
    他の読み専の気持ちをまた一つわかった気がしました。

    そう、良くあるやつです。
    なるほど、なるほど。ためになりますね。
    私はスプラッターホラーを読みませんので、子どもぽいと気づかなかったです。そっか…… これも言われてみれば、そうかも。
    例えば小説でなくって、私が観たことのあるホラー映画と比べてみれば、残虐描写は子どもぽいですね。カクヨムの規定に引っ掛かるからでもなさそう。

    実は「物足りない」と感じるざまぁがあったりするのです。
    もっとやってもと思っているのが。
    もしかすると描写が幼いというか、あっさりしているというか、上辺だけと感じているのかも?

    「姫様ここにあり!」を読ませて貰いましたよ。
    ううっ、私は感性ズレているのでしょうか。あんまり残虐と感じなかったです……
    ヤバイ精神をしているのか、第1話も第2話も、どちらも「もっとやっても良かったのでは?」と思ってしまいましたよ。
    なんていうのか、悪役たちの所業に比べて生温いと感じました。

    「王子~」でやった場合。
    おお…… また目から鱗ですよ。なるほど、ヒロインたちを却って追いつめますね。同意しますよ。
    良くあるざまぁですと、ヒロインがサイコになっているのですよね。
    作者さんたちはわかっているのか、そこは微妙です。
    流行りとして「激重」や「ヤンデレ」が来ていると思っているような気がしますし。

    完璧王子には共感。そうです。私は共感できなかったのですよね。

    ただ、こうしてあんぜさんから色々と語って貰えたので、王子はともかく物語をちがった見方で読めそうですよ。
    楽しみですね、もう一度読むのがです。
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