盤上に君はもういない

私はこの年末年始の目標を3つ立てた。

1.資格勉強を毎日90分やること
2.ストレッチを毎日30分やること
3.本を1冊、読み終えること

その3つ目の目標を、年末年始休み8日目にして達成できた。
私は読書が好きだが、世に出てる「速読」のノウハウはなく、割とゆっくり読む方だと思っている。だから8日で読了したのはなかなかに速い。

この本との出会いを思い出すとあれはただただ偶然だった。誰に勧められたわけでもなく、失礼ながら作者さんの名前も知らなかった。

たまたま本屋にサイン本が置いてあったのと将棋が題材というところが読んでみる決め手となった。

将棋が題材の本といえば、柚月裕子さん著の「盤上の向日葵」。

もう何年も前に読んだものだが、魂が震える1局1局に何度もワクワクしたことが忘れられない。

そんな感情をまた味わいたい期待が「盤上に君はもういない」にあった。

結果的に期待に沿う物語になっており、終盤は時間があれば本に捧げる勢いで読み進めた。

1つの勝敗が人生を左右する対局に、どうなるのだろうと感情の昂ぶりが抑えられない。

物語がひっくり返るようなどんでん返しはないものの、最後は涙モノの結末だったのも個人的にはオススメできるポイントだ。

更に続編もあるらしい。もう次に読む本は決めてあるのだが・・・。

1件のコメント

  • 本が好きな方の語りはやはり面白い。

    奨励会を舞台にした『将棋の子/大崎善生』も感動ものです。頑張り屋さんにおすすめの一冊です。

    サイン本うらやましいです☺️


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