なんだろな?
とにかくハルヒものの逸話の中でもこの「笹の葉ラプソディ」がいっちゃんスキです。
確か「涼宮ハルヒの退屈」の中に収録されていたはず……。
谷川が珍しくwらしくないロマンチックな雰囲気をそこここに漂わせた秀逸な一編。
ネタバレあり……
時間遡行のアイデアとか、中一ハルヒの校庭落書き事件だとか、中一ハルヒに会ったキョンの戸惑いだとか、一応ハルヒに「ジョン・スミス」と名乗っちゃう複線だとか、TPDDなくしちゃって現代に帰れなくなったキョンとみくるちゃん、さあどうする? まあまあ、盛りだくさんのアイデア満載。
キョンとみくるちゃんがTPDDを使わず現代に戻ってくるのに長門のマンションを使うなんて谷川、神かよw
ハードSFのきれっぱしを垣間見た感じでした。
しかし、書けない時って書けないもんですねw
アイデアはもうできあがっていて、ちゃんと起承転結の出だしは出来上がってるってのに、ぜんぜん書けない。
特に二次創作なんてのはホンモノがあるわけですから、キャラも出来上がってるわけで、ハルヒ好きなら(僕のようなね)古泉や長門やみくるちゃんの一挙手一投足が容易に想像できちゃうはずなのにねぇ、
みんな頑なに動かないんだよねぇw
キョンもおんなじ。元来、怠け者だからかなぁ、夏休みの惰眠を貪るだけで一向に動こうとしない。
そんなこんなで、「涼宮ハルヒの衝動」完結までに二年半もかかるという、書けなくなった谷川流師匠の気持ちがちょっとだけ分かったのでした。