はじめまして。紫野晴音と申します。
「赤い糸を別つ恋」を読んでいただき、本当にありがとうございます。
小説を完結させるのは、初めての経験です。後書きの要領がわからないので、いくつかどんなことを考えながら書いたかを綴ろうと思います。
何かのしがらみに囚われて、得たいものに手を伸ばせない経験は、誰にだってあると思います。
ほまれにとってのしがらみは、赤い糸が見える目であり、得たいものはみつるでした。
あの話は、しがらみに藻掻く一人の少女の話として、そして、しがらみさえ壊す一人の少年の恋の話として書きました。
その後の二人がどうなったかは、作者にもわかりませんが、隣に居続ける為に二人で足掻いているのだと思います。
癖が強い話ではありますが、最後までお読み頂いた方々全てに、心からの感謝を捧げます。