『99人の勇者と平民の俺』の第34話「ドロイドの谷 ①悠人編」で主人公が猿の群れと戦います。多くの猿をダイジェストで倒し、残るは幹部クラスの猿五匹だけ。どんな能力にしようかなと考えながら、私は戦闘シーンを書いていきました。書き終わった後、猿の能力や強さの説明が足りないなぁ、と思い、後書きといった形で付け加えることに。
そして、問題が起こりました。
辛い! 猿の設定をあらためて文字に起こすと、こいつらもう死んじゃったのかと、心が締め付けられる思いになりました。ふわっと考えていた設定が、一気に現実味を帯び、この猿たちを生かすルートにしようかなと、考えてしまうほどに。
こんなつもりじゃなかった。
この猿たちはもう出てこないので、第34話にある後書きは読まなくても大丈夫です。ですが、もしこの気持ちを共感したいと感じた方は読んでみてください。私はバオバブとヴァイルの関係が好きです。