お久しぶりです、なすみです。
まずは前作の『まだ幽霊の見つかっていない世界で』と、そして『魔法少女やめたいですか?』から読んでいただいている方、そしてそれ以前の作品を読んで頂いている方に対し、心からの感謝を申し上げます。というか、こんな形式ばった表現では語り尽くせない程、作家——恐れ多くも便宜上、名乗らせて頂きます——にとって、読者という存在は必要不可欠なものであるので、正直めっちゃ感謝しています。
さて。
BIG感謝もたけなわではございますが、いわゆるまほやめ2に関する話です。
というのも、前作の『まだ幽霊の見つかっていない世界で』はわたしにとって、正直箸休めというか、ちょっとここらでシリアス展開から離れたい、という個人的な欲求に任せて筆を進めた結果なので、正直出来栄えの程は、まだ未読の方は特に期待しないで頂きたいです。それくらい、我ながら自信がありません。設定も組んではいたのですが、どれも投げっぱなしですし、気が向いたら続編、というか2巻を書こうかな、と思っている程度の作品ですので。ただ、商業を考えるとああいった作品の方が、まほやめ2よりはウケるんだろうな、という手応えはありました。
それよりも、わたしにとって過去一番に力のこもった作品。それが、まほやめ2でした。正直、読んでいて心躍る作品を書きたい。というよりも、あの作品においてはとにかく大事にしていたのが“リアリズム”であったと思います。
魔法少女。そんな『非“リアリズム”』の極北ともいえる存在と、そこに飛び込む27歳の主人公。そうして表出する、それぞれの悩み。それらが(我ながら)調和した作品がまほやめ2であると、自負しております。それくらい、わたしはあの作品に於いて、何よりも現実的な事の運び方を意識しました。
結果としてわたしの推しキャラであるココと茶本は死にましたし、全っ然もっさんも出てこないし、ハーベスターの過去編とかにも触れる事なく終わりましたけれど。
しかしそれらも含めて、リアルを追求した結果なのかな、と思っています。というのも、今作は全て、佐藤あゆみ。彼女の目から語られる物語となっています。なので当たり前といえば当たり前ですが、彼女の目にしていない話や、彼女の知らない事柄に関しては全く言及がされません。そのため、わたしが必死に考えたココの願い、それにまつわる代償とか、ネモの願い。後はアンナ・ローゼンバーグと城戸、本屋敷が襲われた“ピアニスト”との戦闘シーンなどは、全て没になった訳ですが。
しかしそれすらも折り込んで、リアルの追求がなされた作品であるとは思っています。なので、本編で明かされていない設定なども多分にありますが、それはいずれ公開するつもりです。というか、しなければ供養出来ません。わたしが折角、仕事の合間を縫って考えたアンナの願いや代償、過去の出来事や戦闘シーン。それらが一つも明かされる事なく、ただ『あゆみが知らないだけ』という為に無駄なものへとなるのはマジで耐えられません。時間返してくれって思いますので。
とにかく、そんなまほやめ2ですが、個人的に製本しようとしています。決して販売とか、そんな大層なものではありません。しかし、ネットカフェに通算7時間半籠り、1から67話までを全て構成しなおしたものを、製本業者さんに依頼している最中です。
それを伝えたかったのと、もしもまほやめ2をお読みになり、こちらの活動レポート? もお読みになられた方の中で、更に低い確率とは思いますが、この世界観をもとに自分ならもっといい作品を描ける、と少しでも思われた方がいらっしゃいましたら、是非書いて、投稿して、そのURLをお送りください。目を通します。何と言ったって。
二次創作程、作家にとって嬉しいものはないですからね。