こんにちは。九夏ナナです。
今回から最終章までの各章振り返りコーナー・・・というものをやってみようと思います。
だって物語は最終章!いよいよ青咲巴の物語はひとまずクライマックス!!!今まで語れなかった『伏線』についても語っちゃえ!!!と、思った次第です。第一回目である今回は、世界観やその構成に至るまで――を語ろうかと思います。
ではまずお話したいのが物語の構想について。
物語の構想自体は投稿以前の四年程前からあったと思います。
というか、一度この章だけ執筆して投稿したのが多分四年前なんですよね。
その後、しばらくして投稿を終えた私は、「あれ?なんだこれ、納得できない」とまぁ自分の文章力に絶望し、それを修正して、再度書き上げたわけです。決して文章力が向上したわけではありませんが、とりあえず満足がいくものを仕上げた。私はこの作品を「新訳・魔法使いと吸血鬼」とリネームし、投稿していきました。
現在はその「新訳」という言葉こそタイトルから失われているものの、これはリメイク作品だったんですねー。いやぁ懐かしい。
旧・魔法使いと吸血鬼=修正前の同作よりも多くの方に呼んでいただいた私はモチベーションが上がって第二章以降も執筆を開始したわけであります。
旧verでは蒼ちゃんのテンションがやたら高かったり、巴くんはちょっとアホだったり今見たらきっと違和感満載。もうバックアップはないので永久に見れませんが。
そんな第一章、偽吸血鬼編ですが、主人公が飛び降り寸前で吸血鬼っぽいものの能力を与えられ、死ねなくなるところから始まります。はい、どうしてあの時間帯に倉井戸蒼さんが学校にいたのか、まだ伏線回収できてませんね!ワンシーンだけ言及しているシーンがありますが、それは第五章になってからと大分先です。
そしてすぐに香夜から同居という提案がされます。彼のあまりの暴挙。退廃的な物語かと思ったらラブコメか?とそこで読むのを辞めた読者様もいるとかいないとか。
その後、巴くんの一人暮らし部屋に来たわけですが、近年話題のミニマリストっぷりに蒼ちゃんドン引き。きっとこの時この男に関わらなければよかったかもと心底思ったことでしょう。
でも仲良くなって初日に一緒の部屋で寝るってのはちょっとどうかと思うなぁ。いえいえ心配ございません、この子、夜這いでもされるものなら平気でぶち殺します。(巴に限る)
でもどうして巴くんだけにはこうアクティブなのか。それは第四章、解体殺人編まで明確に説明しませんでした。簡単に言えば、心を読めるはずの蒼ちゃんが唯一心を読めなかった知り合いが巴くんで、なんか妙に感情移入しちゃったからです。
異物だから気になったってわけですね。はい。
そしてそんな彼の唯一の私物の本が東条ムラサキの小説でした。
第二章でもキーアイテムになるこの小説ですが、彼に興味を持たせた理由は、著者である東条ムラサキの特異な体質故の経験を活かした本だったから。ある意味同族(新人類)である東条ムラサキの作品に青咲巴は惑わされたかのように熱中したわけです。
ちょっと予想より長くなっちゃったのでこの辺りで今回は終了!
次回も引き続き(・・・・やる気と反響があれば)続けます。
よく分からないけど気になったそこのあなたは是非一度読んで頂ければと思います。
リンク・
https://kakuyomu.jp/works/1177354054922538276 添付画像・NovelAIにて出力 倉井戸蒼イメージイラスト