名無しのオプ＝アート

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8作品

カクヨム短歌コンテスト

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作者のおすすめ順
#1

第１回カクヨム一首部門／
名無しのオプ＝アート

真夏日の　午後四時の風　冷たくて　恨めしくなる　窓の小ささ
潜りゆく　海亀のよう　古き緋鯉　光届かぬ　水底に消ゆ
名無しのオプ＝アート
#2

第１回カクヨム二十首連作部門ノ１／
名無しのオプ＝アート

気がつけば　渇きを覚え　月の下　喉を潤せ　風も背を押す
息を吐く　胸に残るは　初夏の風　浮き立つ心　満月を吸う
名無しのオプ＝アート
#3

第１回カクヨム二十首連作部門ノ２／
名無しのオプ＝アート

落ちてゆく　水母（くらげ）のような　服を脱ぎ　寿留女（するめ）のような　シャツに着替える
真夏日の　午後四時の風　冷たくて　恨めしくなる　小さな窓に
名無しのオプ＝アート
#4

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト【短歌の部】／
名無しのオプ＝アート

放課後の夏の校舎は息を吸う　カーテン揺れる音も青春
名無しのオプ＝アート
#5

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト【短歌の部】二十首連作部門『カフェら辺』／
名無しのオプ＝アート

焼きそばの湯切りのような汗流し湿ったパンツのアイスコーヒー
名無しのオプ＝アート
#6

第1回「短歌の秋」投稿作品／
名無しのオプ＝アート

赤とんぼ　フィッシャリーナの　潮風に　群れ飛ぶ午前　影の真上に
名無しのオプ＝アート
#7

第2回「短歌の秋」投稿作品／
名無しのオプ＝アート

光なき隧道でいま交差する秋の夜風と残暑の私
名無しのオプ＝アート
#8

第3回「短歌の秋」投稿作品／
名無しのオプ＝アート

イケメンを囲むグロスは濃くなって牙より光る合コンの夜
名無しのオプ＝アート