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転生者ウーロはイカに変身できる。
いや、実は凄い力が秘められたイカだったりはしない。本当にただのイカ。
この世界のイカは太古の昔に滅びた生物で、実在したかすら疑われている。元の世界におけるUMA的なポジションらしく、なんか実は最強の古代生物だったという珍説もあるそうだ。
『相手の視界を奪う闇魔法を使えた』? それイカスミじゃないかなぁ。
『影でできた分身を生み出す闇魔法を使えた』? それもイカスミじゃないかなぁ。
しかしどんな珍説でも信じる人はいるものだ。
そして今回の場合、信じたのは無駄に知性と権力を余らせている、無駄に美しい王女様だった。
いつの間にかできていた、イカを崇める巨大な宗教組織! いつの間にか教祖になっていたウーロ! 「まあせっかくだし、この教会は俺のために役立ててやろう」というウーロのもくろみは果たして上手く行くのか!
これは――やがて人類を率いることになる、イカに変身できる男の物語。
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そんな感じの小説を、11/25から投稿し始めます。
いつも辛口な編集者さんたちに本作を見せて感想をいただく機会があったのですが、わりとベタ褒めしてくれたのでけっこう面白いと思います。
これはもう読むっきゃないぜ。毎朝7:00ごろ投稿です!
あ、ちなみに『魔法生物カフェ』追加短編「ボーナストラック」も投稿中です。本作を好きでいてくださった方は、こちらもぜひ!
https://kakuyomu.jp/works/16817330648228576721/episodes/16817330667136376238