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ラノベは文学ではない

最近流行りの異世界転生物。ライトノベルとして書かれ、長ったらしいタイトルと中身のないストーリーが特徴だ。あれにより、日本の文学という物は完全に破壊され、滅茶滅茶にされたと思っていたが、違った。私は、造語という行為が言葉に対する至極の侮辱であるということを最近知り、あまりやらなくなったのだが、ここでは敢えてその侮辱をしよう。ライトノベルは、文学ではなく、「文遊」なのだ。言葉の配置に計算せず、物語に自分の意見も思想も美意識も容れない、その書き方は、まさに言葉で、文で遊ぶ文遊と言えよう。

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