https://kakuyomu.jp/works/1177354054893192464/episodes/1177354054893294432今までバニーガールモノを書いてきた私が、「奥六郡の天女姫」同様のご当地モノの新作を発表しました。
これは私が生まれ育った岩手県を中心とした東北地方を舞台としたSFロボット伝奇で、田村草子と田村三代に東北地方各地に伝わる伝承を取り入れてロボットモノにしてみました。
わかりやすくいえば「プリキュア」×「勇者司令ダグオン」です。
元々は中学校時代に、故郷岩手の風土で暮らす岩手県人として歴史や文化・誇りに触れ、温めてきたテーマがある。
それは「東北を舞台としたロボットアニメ」です。
私は元々「勇者王ガオガイガー」をはじめとした「勇者シリーズ」をスタンダードとして、ロボットアニメが大好きでした。
大好きな鉄道からロボットに変形し、合体して敵を倒すカタルシス。
子供の頃の自分はアニメに貧しい岩手でも、親に頼んでシリーズレンタルしてもらって、勇者シリーズのおもちゃを見れば駄々をこねて買ってもらったりと、勇者シリーズとその親シリーズにあたるトランスフォーマーシリーズへの執着は強かったのです。
ガオガイガー以降自分の胸を躍らせるようなロボットアニメは小さな巨人ミクロマンマグネパワーズ・電脳冒険記ウェブダイバー・トランスフォーマーカーロボット・マイクロン伝説・スーパーリンク・ギャラクシーフォースとでてきました。
それでもロボットはガオガイガーを筆頭として自分の中で生き続けた。
やがてそれは「自分のオリジナルのロボットの物語を作りたい」という想像力に昇華しました。
自分は中学生になった2000年、ガオガイガーなど勇者シリーズを見て調べ上げ、そのシリーズを設定にオマージュしたロボットアニメの設定・原案を作り上げました。
誰にも話すことなく黙々と構想を。
時は流れ、実に15年を費やし、東北各地の伝説の取材を重ねる事に原案を改定しながら着実に設定・プロットを作り上げました。
web小説という扱いで発表したほうが自分の生きている証を確実に残せると判断し、発表を決意しました。
コンセプトは「東北のロボットアニメ」
テーマは「郷土愛」
自分が生まれ育ち、大好きな東北を舞台にしたロボットアニメを作りたい、と思ったのが今作の原点でした。
ロボットモノを作るとしたら東北の風土と歴史を背景に置いたストーリーにしました。
私の東北愛と勇者シリーズインスパイアを詰め込んだ東北SFロボット絵巻、どうぞ応援よろしくお願いします!
この作品を東北の人々と3.11の被災者・そして先人に捧ぐ!