こんにちは!なごちです!
今日はちょっとだけ設定解説です。
この手のジャンルではオーソドックスな単語を使ってるため、今の所は読んでいて疑問はないと思います。ただし今後のラストバトルで要素が増えていくので、いったん補足です。
結論から言うと
①術式の発動はエネルギー(霊力)確保が最優先
②異能者は、その異能を行使する分には、天恵として霊力が自動供給される
③術師は集団で術式を研究し継承してきたが、現代では途絶えかけの衰退業種。使える霊力源の枯渇や、オカルト業界より現代社会のほうが豊かになったため。
って所だけ把握してれば今後も本編読むのに支障ないです!
以下はワードごと詳細です。
■向こう側の世界
現実世界と重なり合う場所にある非物質世界。天国ではない。住人と呼ばれる存在がいるが、物質世界の生き物とは根本が違うようだ。
■術式
向こう側の世界からの影響力を呼び出し、現実世界の事象を書き換えるプログラム。
■霊力
書いたプログラムを現実世界に適用するためのエネルギー。物理法則から外れているほど消費量が増える。これがないと術式は発動しない。
基本的には土地に湧くもの。現在は枯渇している地域が多く、有限の資源。
■辻褄合わせ
現実の書き換えの際、なるべく物理法則的に違和感のない現象が起きること。
例えば「コップから水を消す」とだけしか術式に指定がなかったら、水が物理的にパッと消えるのではなく、誰かがヒョイッとそれを飲み干してしまう。
パッと消すように指定もできるが、不自然な現象であるため、霊力消費がとても大きい。
術師にはこの指定をうまく調整してコスパよく目的を達成するスキルが求められる。
■術師
術式を使う人間の総称。異能の有無は関係ない。古来から術式の研究と継承、霊力を分け合うための集団を作ってきた。だが現代では継承をやめて一般社会に戻る人がかなりを占める。
■異能者
霊力のある土地が呼ぶ、超人的な異能力を持つ人間。血に術式が刻まれているため、鳥が飛ぶように自然に能力を使える。また霊力は土地からノーリスクで供給してもらえる。
ただし2代目、3代目と異能は弱まっていく。能力に振り回されて破滅することも多い。
■龍
実態は未確認。向こう側の世界の住人が、そのまま現実世界に来た姿かも
■謎の鳥や犬
向こう側の世界の住人の一部を現実で維持しやすい箱に入れた姿。無害。動物ごっこを楽しんでいる。
■謎の熱帯植物
現実の熱帯植物が向こう側の世界の影響力で姿が変わったもの。有害なことが多い。妖怪や怨霊もこっち。
術師は継承をやめてカタギに戻っていくのに、異能は生まれ続け、何も知らないままその能力に振り回されていく……そんな歪さがあるのです。
以上、一人称視点ではなかなか難しい設定解説でした。
劇中でも説明っぽくならないよう、要素を出していけるよう頑張ります!