凪　志織

1000文字以下の短編、詩など。

ひたむきに努力するあいつの姿が俺には眩しかった。だからほんの少し邪魔をしたくなった。

絵を描くことが好きだった青年はある日老婆を助けたことで、魔法のガラスペンといくら使っても減らないインクを手に入れる。永遠に絵を描き続けられるようになったことにはじめは喜びを感じて…

とある曲からのインスピレーションで書きました。音の水面から光る言葉を掬い上げるような作業で書いてて楽しかったです。

「猫は好きですか？」初めて会ったその日、彼は唐突にそんな質問をしてきた

ある日アイスを買いに出かけた青年は道中瀕死の河童に遭遇する。河童の命を助けた彼が案内されたのは河童の集落であった。

命を終えようとしているロボットを迎えにきた死神。人間のために尽くしてきたロボットに死神が伝えたことは…

一人で暮らす高齢の母を心配し息子がプレゼントした見守りロボット〈ニコラ〉 彼が最後に残したものは…

地球から打ち上げられた小惑星探査機は宇宙を旅するうちに自我を持ち始める。目的もわからないままミッションを果たし帰還する探査機。長い旅路の果てに彼が見た光景とは…

名もなき歌が歌い継がれるとき

演奏会開始一時間前、クラリネットは音を紛失したことをトランペットに打ち明けた。二人が慌てて音を捜索するなか騒動は起きる。

図工室に飾られているモナ・リザの絵が苦手だ。どこにいても彼女の視線を感じる。彼女の視線が気になって仕方がない僕は平和な学校生活を取り戻すために行動をおこした。

僕とおばあちゃんのとある日の一コマ