こんばんは、名月明です。
以前予告していた蔵出し作品(たぶん5年くらい前に書いた?)の連載を今夜8時からスタートさせたいと思います。毎晩8時に1話ずつ投稿していく予定です。
タイトルは、『永遠の銀十字』。またもやブルボン王朝もの。またもやダルタニャンが登場します(^^ゞ
第24回スニーカー大賞・一次選考通過作品の『ダルタニャンとマリー・ド・メディシスの陰謀』では、主人公のシャルル・ダルタニャンは15歳の少年でしたが……。
今作『永遠の銀十字』では28歳の青年に成長し、剣士として名を馳せています。
ただし、『ダルタニャンとマリー・ド・メディシスの陰謀』とはキャラクターの設定が微妙に違ったり、つながっているようでつながっていない部分もあるので、パラレルワールド的な作品になっています。
前作を読んでくださった方はちょっとご注意をば……(^_^;)
<前作と変わっている主な設定>
・シャルロット(バッキンガム公爵の私生児)というキャラが今作でもヒロインとして登場するけれど、「後の悪女ミレディ」という設定が無くなっている。
その代り、実在したアンヌ王妃の侍女モットヴィル伯爵夫人が設定上のモデルになっている。
・シャルロットがミレディ(デュマの三銃士ではアトスの元妻)ではなくなったので、アトス(史実の名はアルマン)とのフラグが無くなった。シャルル・ダルタニャンに惚れる。
<前作と微妙につながっている設定>
・シャルロットがバッキンガム公爵の私生児という設定は一緒。
・前作がシリーズ化していたらコンスタンスはどんな末路をたどっていたのか……といったあたりが描かれている。
・前作で描かれたマリー・ド・メディシスのクーデターと似たような事件はあった(史実なので)
今までこの作品を公開してこなかった理由のひとつには、前作『ダルタニャンとマリー・ド・メディシスの陰謀』と設定が微妙に異なっていることがあったのですが……。
私のブルボン朝ものの小説(『ダルタニャンとマリー・ド・メディシスの陰謀』『愛の果てのブルボン』『花の都の動物裁判』)を読んでくださった方なら、「あっ! あのキャラがまた出てる!」とか「このキャラって、『愛の果てのブルボン』で出て来たあの人の子孫!?」みたいな楽しみ方をしてもらえるかなぁ~と思って連載を決断しました(*^^*)
『愛の果てのブルボン』『ダルタニャンとマリー・ド・メディシスの陰謀』の後を受け、『花の都の動物裁判』へとつながっていく歴史小説です。ダルタニャンや三銃士が好きな方はぜひぜひご覧くださいませm(__)m
ちなみに、今回はちゃんと三銃士が全員登場します!
リシュリューはもう死んでるけどな!
以上、いずれはダルタニャンの全生涯を書いてみたいアキラでした!!