新しい話のアイデアが出来上がってしまいました。
でもねぇ~、執筆する時間と気力が無いんですw
連載中(お休み含め)の作品が定期更新分が三本
連載モノに続く話も複数本ある予定…
ってなわけで、いつになったら書けるのか、さっぱり目処が立ちませんw
一応、どんな話かはご紹介します。
一本目
題名
俺は異世界アパート管理人(仮)
舞台
東京某所にある古びたアパート。
二階建て、八部屋程度の貸部屋と管理人部屋が存在する。
主人公
大学二年生の男の子(アパート管理人)
話の外観
祖父母が管理し、学生向け下宿屋として建てられたアパートであったが、築三十年を迎え、共同洗濯場所、風呂無しという物件であり、入居者は居ない。
しかし、『いつか来る住人』を信じて管理を続けていた祖父母だったが、彼らも八十歳を越え、老人ホームへ移動する。
そんな中、通う大学に近いということで、祖父母のアパートを根城に決め込んだ大学二年生の男の子。
そして、彼が引っ越してきた日の夜、大きな落雷がアパートを襲い、全館が停電してしまう。
街灯の光で辛うじて見える荷物まみれの部屋を抜け出し、アパートの状態を確認しようと廊下に出た男の子。
さて、廊下に出た彼の目に飛び込んできたのは、明々と光の漏れ出しているドア、それも全てのドアから光が漏れている。
「まさか漏電して火でも付いたか?」
アパートの全焼の危惧もあり、取り敢えず手前のドアを開くと、そこには異世界が広がっていた!
一号室:オーソドックスな中世世界(イギリス薔薇戦争モチーフ)
二号室:亜人が混じった中世世界(騎士や勇者のいる世界)
三号室:亜人・獣人が混じった中世世界(奴隷制度で苦しむ亜人・獣人たちの世界)
四号室:滅びを迎えようとしている現在世界(疫病や度重なる災害で文明が終焉しそうな世界)
五号室:魔物を始め、多種多様な生物が共生する牧歌的な中世世界(魔王が治める平和な世界)
六号室:人の居ない近未来世界(アンドロイドとコンピュータだけの世界)
七号室:未定
八号室:未定
各部屋を一巡してから、各部屋への干渉を行う羽目になる男の子。
二本目
題名
流しギターの情事話の外観(仮)
舞台
中世世界を意識した世界
人・亜人・獣人が混在、共生する世界で、邪神や魔物などは居ない世界
登場人物
① 流しのギター奏者 (日本男性30歳 アコギ)
酒場の片隅で弾き語りを生業としている男性。
客のリクエストを受け、アコースティックギターで弾き語る。
しかし、客からの引き合いは無く、とある酒場の入ったビルの片隅で、刺殺され、薄れゆく視界の前で、財布の中身を抜き取られていく。
② ストリートミュージシャン (欧米黒人男性22歳 ハーモニカ、アルトサックス)
路上でハーモニカ一本で音楽パフォーマンスをしている男性。
周辺界隈では、ちょっとした人気者で、支持者も集まるほどの勢い。
しかし、近所で発生した事件の被疑者と疑われた挙げ句、白人警察官に殺害されてしまう。
③ 高校生 (欧米白人女性17歳 タンバリン)
軽音楽とダンスをこよなく愛する女子高生。
タンバリンを腰に当ててダンスをする姿でもって、学校一の人気者。
しかし、高校で発生した無差別銃乱射の事件に巻き込まれ、不慮の死を遂げる。
④ ストリートミュージシャンと高校生の間で生まれた娘
絶対音感の持ち主。
アルトサックスの名手でもあり、後に①の妻になる(①50歳は④16歳の時)。
⑤ 娘を引き取り育てた女性
主人公たちが旅の途中で立ち寄った先の御婦人。
オカリナの製作技術者である主人の帰りを待っていた。
ストリートミュージシャンと高校生は、この御婦人の住まいの極々近所で出来婚、娘の出産となる。
親子は御婦人の家に留まるが、ストリートミュージシャンと高校生は流行病で亡くなり、娘は15歳になるまでそこに留まった。
⑥ 流しのギター奏者に惚れた女性 (欧米系白人女性14歳)
娘を引き取り育てた女性の住んでいる街の領主の娘。
流しのギター奏者と娘が領主の邸宅で演奏をした際に、流しのギター奏者の奏でた歌に心を奪われてしまう。
音楽の可能性に興味を持った領主の意向もあり、流しのギター奏者の花嫁候補に。
しかし、娘はすでに妊娠しており、婚姻は破綻するかに見えたが、娘の機転により、領主の娘は正妃、娘は即妃ということで、落ち着く。
後に、タンバリン奏者になる。
話の外観
第一幕 三人の出会い
それぞれの死を過ぎた後、別々の場所に死の直前の姿で転生(転移)した①②③。
楽器を携え、近隣の街に移動する彼らは、それぞれの街の酒場で音楽を奏で始める。
やがて、①は旅立ち、②と③それぞれに巡り合いながら、旅を続ける。
第二幕 アルトサックスとの出会い
旅先で出会った白人の死体、彼の傍らにはアルトサックスが有った。
白人を丁寧に埋葬し、②はアルトサックスを手にする。
アルトサックスを奏でる②の姿に、次第に惹かれていく③。
こうして二人の恋路は始まり、①は密かに身を引く準備を始める。
第三幕 オカリナの婦人
旅の途上で出会う①②③と⑤。
⑤は、街の音楽家として知られていた。
⑤の旦那は、オカリナの製作と奏者であったが、音楽を広める旅に出たまま帰って来ない。
⑤も、オカリナの製作と奏者である。
音楽談議に盛り上がる四人。
第四幕 新しい家族
⑤の住まいを中心に、演奏活動をしている中、②と③の間に新しい命が宿る。
①②③⑤で、ささやかな婚礼の祝を済ませると、①は新たな旅へ。
①が旅立った半年後、④が生まれる。
新しい家族の姿を、愛おしく眺める④、やがて訪れる不幸を忘れるほどに。
第五幕 吟遊詩人
①が旅をしている途中、冒険者達と出会い彼らの戦闘の一切を記録する。
そして、記録した情景を元に、新たな詩を歌い始める。
それから十年の歳月を経て、吟遊詩人として成功した①は、一路⑤の元へ。
そして聞かされる、④という娘を残し、②と③が旅立ったことを。
④の素質に気づいた①は、自分の全てを④に教える事となる。
やがて、④に見初められ、①は彼女と結婚することに。
第六幕 音楽家と爵位
噂を聞きつけた、⑤の住む街の領主に呼び出される①。
①と④の奏でる冒険譚の数々にすっかり惚れ込んだ領主。
自分の娘⑥との婚姻を勧める。
多少の行き違いを経て、⑥も①の妻に。
④との間に息子を設け、さらに⑥との間にも息子を設ける。
この二人が後に「音楽家の双璧」と言われ、世界に音楽と楽器を広め、歴史にその名を残すことになる。
第七幕 旅立ち
二人の妻は、お互いを補い合い、息子達も母親を見習い、実の兄弟以上に仲良くやっていた。
そして、二人の息子の成人を待つこと無く①も、永遠の眠りにつく。
その頃には、家族で演奏が出来る程になっており、①は家族の演奏に送られて旅立つ。
補足
舞台となっている世界の音楽について
次のようなものが存在します。
1) 祈祷など、祈りの言葉を発音したものが、次第に音色を帯びたもの
例: グレゴリオ聖歌、南無阿弥陀 など
2) 作業中の掛け声が、音色を帯びたもの
例: ソーラン節、安来節 など
3) 恋愛をはじめ、情動に訴える言葉を発音したものが、語り継がれるうちに、音色を帯びたもの
例: 和歌や短歌、俳句の読み上げなど
それぞれ、平民、貴族と言った階級や、寺院や畑と言った場所によって、①〜③のいずれかに出会う可能性がある。
識字率が高いわけでもないため、仕事、作業言葉が動作と相まって音楽のような形態を取っている。
三人の転生者が持ち込んだ楽器と共に歌うという音楽スタイルは、かなり異質となっている。
元々は、既出作品のリミックスを行おうとした際に、色々調べていった延長線上で作ってしまった話なんですよねぇ…。
うぅ、もう一本、別のシナリオが出てきたぁw
ど~~しよぉ~~!!