西暦2080年代の歴史背景、社会情勢の設定追加
現在(西暦2020年代)の延長であること
トレンドとしては、先進国で人口自然減の問題が深刻化している
国家としての人口減の問題はなにか?
労働力や市場の縮小などは些末な問題で、純粋な「国民」の減少に伴って、「国家」への帰属意識が希薄になり、もって、国家自体の存亡が怪しくなってくる。
この点に着目した発展途上国は自国民を「移民」として送り込み、先進国の転覆、帰属を画策している。
先進国を奪取できれば、無理なく「国力」も手に入れられる。
「国力」とは、戦力であり、財力であり、世界を席巻する力である。
つまり、先進国は「自国民の人口を増やす」事が、最優先課題となり、人口を増やすためには、あらゆるタブーに対しても目をつぶるような事になっていた。
→ 例)人工授精に対する倫理的・宗教的タブー視を無視する
コンピュータの進歩
残念ながら量子コンピュータは誕生していない。
テレビは縮小し、デジタル放送化によって余剰となっていた電波帯域が、尽くデジタル通信用として解放されていく。
通信技術についても、高度化したサイバー攻撃への対処と通信品質の向上、さらなる情報圧縮技術の登場による「wi-fi 6 rev3.0」なる規格が策定され、電子端末への情報配信量と速度(0.1Tbps程度)が向上、いわゆる「6G」と言われた規格に置き換わって行った。
元々テレビ用の電波帯域を利用する事によって、強力な電波を発信することが可能でもあり、もって、広域に高速大容量の通信インフラが一般化していく。
コンピュータ自身も高速大容量化の一途を辿っており、2020年代に出現していたスーパーコンピュータでさえ、手のひらに乗るサイズにまでダウンサイジング化されている。