崩壊後の世界で、植物に蝕まれたり、浸水していたりする都市の廃墟を、征くあてもなく旅をする少女。野生化した猫とかを手懐けてときおり戯れていたり、一緒に蝶々を追ったりしてて欲しい。華奢さに反して大きめのバッグパックを背負っていたり、ランタンを持っていたり。それと廃墟で見つけた可愛い服を持ち歩いていて欲しい。大きな鏡を見つけては、それに着替えてその場でくるりと一回転したりして、年相応の乙女らしい1面も持ち合わせていてくれると嬉しい。文明崩壊の原因を探る訳でもなく、ただ残された痕跡を眺めて楽しんでるんですよ。そこにあった物語に思いを馳せながら、穏やかに眠りにつくんですよ。人類が滅亡に備えて造ってた人類再生のための施設が破損して、その少女だけをかろうじて生み出したとか、そのお陰で生きていけるだけの知識を得たとか、そういう設定があったとしても、そんなの気にせず惑星最後の人類として人が生きた痕跡を追う旅をのほほんと楽しんでるんですよ(幻覚)。嗚呼可愛い尊い。いつかそんな短編を書きたい。
以上、私の癖を綴ったノートでした。ここに書かれた内容はどうぞご自由にお使いください。