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「ボクらはカタにハマってる」反省会

「ボクらはカタにハマってる」反省会


まず最初にありがとうございました。
あとがきまで終わらせたので、熱が冷めないうちにこちらで反省会。
いや、ホントに最後まで読んでもらえて良かったです。


〇投稿頻度

 これに関してはそれなりにこなせたかなーと思いましたが、後述する部分での問題点がありました。また、並行執筆していた『真・パチンカスの魔女』との作業も相まって中々に厳しかったです。

 基本は毎日投稿、あるいは隔日投稿。一旦物語に区切りがついた後でも隔日くらいにはしていましたが……今年の1月あたりは投稿頻度が下がってしまいましたね。やるならまとめてから投稿にしたほうがいいのは分かってたんですが、そううまく行かなかったです(そもそも書き溜めが苦手というか)。


〇ジャンル

 結局今作は「現代ドラマ」なのか?
 これに尽きます。

 いや、現代劇ではあるんですが。「あるあるネタ」をメインにしたかったのか、「ラブコメ」をメインにしたかったのか、ちょっと迷子になってました。
ここに関しては当初のコンセプト自体「後輩と先輩であるあるネタとかを駄弁ったりするちょっと非現実」くらいに構想していた影響があります。

 あるある:ラブコメ=3:7くらいでやってた方が良かったかも?
 終盤はラブコメとシリアスになってましたがね。

 作品を通して、「軸」がブレていた……ってところが反省点。
 滅茶苦茶な先輩なら、例えば「こち亀」くらいハチャメチャにしても良かったですね。

 ジャンルのブレも相まって、読書継続率は下がってしまったなと。
 あれ、息抜きで書いていたのでは?


〇展開

 『ボク』って存在自体が潜在意識の中で演じていた存在で、自分の名前を取り戻して現実に戻るって流れ自体はまぁそこだけ切り取ればおかしくはないんですが、振り返ってみると名前を取り戻す展開や、その他気になる点は多く残りました。
 早め早めの着陸を目指したら、終盤は急ぎ足になってしまったということです。ループ系もしかり。

 時系列をまとめると、


・ハジメ、普通にナツキ先輩と1年過ごす
・3月末に頭を打ち意識不明、『カタにハマった世界』でボクとなる。
・以降1年生の4月~3月をループ
・ナツキ先輩、同じくカタにハマった世界へ侵入。『先輩』となるもののボクの名前を取り戻させることができずループしてしまう
・第1話目からのループ、3月にてループ脱出
・新しい物語を書き、先輩と新しい関係に発展して現実へ



 って感じですかね。
 ナツキがハジメの中へ潜った方法もぼかしていますが、ファンタジー要素になるので敢えてカットってことにしました。詳しく説明する場面でもなかったので。

 このループを設定するなら最初から組み込まないとどうしても不自然になっちゃうんですよね。ノンプロットで進めた弊害、とでも言いましょう。



〇キャラ名

 あとがきでも述べましたが、ボクと先輩は当初名前を付ける予定はありませんでした。ただ、KAC2023の短編を長編にしたら? という発想を頭の片隅には置いていたので、ナツキと正を使用。

 実際苗字は後から決めて、
 救世ナツキと正ハジメとしたわけですね。

 ……感情が移入してしまったわけです。

 それも含めて、『名前を取り戻す』という展開に出来たのでよかったとしましょう。



 〇まとめ

 良くも悪くも『ラブコメ風味』だったけれども、そこへ行くまでの流れで難航してしまったことが大きいですね。書いてて楽しいお話ではあったんですけど。ラブコメならラブコメ押しで行った方がわかりやすかったですな。

 個人的には最終話をタイトルに出来たのはある程度着地に成功したと思ってます。個人的には。


 どこまで苦難が続こうと、終わりよければすべてよし。
 これぞカタにハマってるということで。

 中途半端な関係ではなく、恋仲になって終わりっていうのもカタにハマってるのかな? 私はハッピーエンドが結構好きなのでこれでいいかなと。

 まだまだ書けることはありますが、ひとまずこの辺で。
 では、ありがとうございました。


 
 

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