秋の空気が一気に気温を下げる中、滋賀県より少し遅れて奈良の稲穂も刈り込みが始まり藁を干す光景もチラホラ。
自分はと言うと、ほんのり色づいた早や染まりの紅葉と木津川堤防や田圃の畔に咲く曼珠沙華を見ながら疲れた心を癒してもらう。
雨上がりの澄んだ空は突き抜ける様に青く、白と灰色の雲が良い具合にグラデーションを作っていた。
田畑のところどころには淡い色彩のコスモスとこれから銀色に輝きを放つであろうススキが秋の本番を待っているかの様に閉じた穂を風に揺らしている。
厳しい冬に移行する時間が少しでも緩やかであります様にと、願わずにはいられない晩秋を肌で感じる今日の日だった。