あとがきです。
まずは自主企画「百合小説」お疲れ様でした。
中盤あたりからの参加でそのときは300ちょい?とかの作品数で「いや多いなあアハハ」なんてしてたら最終的に900近い作品が集まったみたいで、いやなんか、百合ってすごいなあ! なんて他人事みたいに思ってしまいました。いやまあ他人事なんですけど。
以下、作品解説みたいな感想とかそんな感じのあれ
1.「君が好きかはわからない」
・元々のイメージは『記憶喪失の女の子が』『4人いるヒロインの候補から』『ひとりを選ぶ』みたいなノベルゲーじゃないけどそういう構想からスタートした……はず。
・4人の候補はそれぞれ『幼馴染み(本編でいうところの碧)』『妹』『バイト先の先輩』『神社の神様』
・それぞれグッド、バッド、ノーマル(ヒロインが一切絡まない)とかを妄想してた。バッドだとヒロインの願いで延々と記憶喪失状態をループするみたいな
・そんなめんどくさいことしてられっか!! というわけで一人の話に絞ることを決めて、最終的に選ばれたのが『幼馴染み』
・あとはその場のノリでテキトーに。そんな感じ。
2.「放課後エンゲージ」
・元のコンセプトは「推奨文字数が6000なら1000×6〜10で話作ればいいのでは!?」という発想から(これは直前に某所でボトルメール(1000字以内)企画を目にしてたことからも生まれたやつ)
・結果は、まあ、はい。
・最終的なコンセプトは『自分の好き(百合)』×『自分の好き(UNISON SQUARE GARDEN)』
・キャラクターイメージは城ヶ崎あやめが『スローループ』の海凪小春と『瑠東さんには敵いません!』の瑠東かなめを足して2で割ったり割らなかったりしたようなアレ。天城いづこは出来上がったものを真逆にしたれ! という方向性。
・以下元ネタ
1.放課後エンゲージ……18th single「カオスが極まる」のカップリング曲『放課後マリアージュ』より。今作のメインテーマでリード曲。楽曲のポップ&キュートさが最高すぎてもうこれしかない、これで行くしかないとなったやつ。
https://m.youtube.com/watch?v=oqbn8YqlinAどんな感じの曲かというとこういうやつ。ちなみにサブスク配信はしてない。なのでちゃんと一から聴きたければCDを買うのだ。はっはっは。
2.モノクロームプログラム……2nd ミニアルバム「流星前夜」または10周年記念ベストアルバム「DUGOUT ACCIDENT」収録の『フルカラープログラム』より。元々はこの話数が時系列的に一番最初→最初ならメジャーデビューシングルっしょ→じゃあ「センチメンタルピリオド」だ、という発想からセンチメンタルポイントという題になる予定だった……のだけど、2話冒頭で「教室には色がある」なんて書いた瞬間に「ダメだ……色なんて使ったらこれはもうフルカラーで行くしかなくなる!」となった為急遽タイトル変更。フルカラーの反対は?モノクロでしょ!ということでこうなりました。
https://m.youtube.com/watch?v=iNtA7YgE8D8"USG2020 Live (in the) HOUSE"のこれがもう最高なんでよろしくな。
ちなみに話としては膝枕なんてする予定は当初は無く、1話執筆時にあらすじに何書けばいいかわからなくなって適当に書いてしまったがために生まれた話だったりもする。
3.君になんか恋してない……7th アルバム「MODE MOOD MODE」収録の『君の瞳に恋してない』より。相合い傘をする話。これもまた当初の予定には存在しておらず、いきなり次の4話の話をするつもりでした。ただそれをするには話数が短すぎる、いづこと城ヶ崎さんを書くのにいきなりそこへ持っていくには早すぎる、ということで急遽爆誕した話。元ネタは140字で書いてたSSから。
https://m.youtube.com/watch?v=OnM6tu5I0uI『放課後マリアージュ』に負けず劣らずのポップさで小説執筆中は二番目くらいにはよく聴いてた。おかげでだいぶ曲の方に内容が寄ったりもしたのだけど……
4.夏影テールランプ……8th アルバム「Patrick Vegee」収録の『夏影テールライト』より。
https://m.youtube.com/watch?v=KO2y0Yr7tAY夏といえばお祭り。お祭りといえば花火。花火といえばキス(???)。とにかくこの話を書くために1〜3話を書いたと言っていいほど一番書きたかったシチュエーション。花火、いいよね。その花火を背景にキスするとかエモいよね。みたいなことを考えながら書いてました。
5.face to face (sent you)……16th single「Phantom Joke」のカップリング曲『mouse to mouse (sent you)」より。サブスク配信はしてる。
今作における問題児。いや文量的には4話も大概だけどこっちの方がもっとヤバい。なんですか12000って。1〜4話の合計を超えるんじゃあない。話としてもかなり消化不良感はある。そもそも書くのが苦しかった(4話書きたかったとはいえあの終わり方は自分でも辛かった)ので一向に筆が進まなくなって無理矢理アッパー系な怜ちゃん(三島怜)に頼ったけどそもそもいづこが全然前向きにならなくてめちゃくちゃ困る。なんだきみは。めんどくさいな。いや城ヶ崎さんも大概なんだけど。
mouse to mouse から face to face への変換は個人的に地味に好き。割とワードでも出がちなんだよね face to face
6.どうせ4年後も君が好きなんだから……11th single「10% roll, 10% romance」の帯『どうせ4年後も君が好き』より。最終話に持ってきてハッピーになれる曲はなんだ…?シュガーソング……は強いけど弄りにくい、シャンデリア……もいいけど悩むむむ、10%はめっちゃ好きだけどコレどう変換すれば??と悩んでいたときに帯について語ってるnoteを見つけて「これだ!!!これで勝てる!!!!」となったのが一週間くらい前の話。
https://m.youtube.com/watch?v=4yQN8Dt0nWQユニゾンの曲は本当にどれもポップというかこのメロディの軽快さと歌詞の複雑さ、それがVo.の斎藤宏介の声とギターとベースとドラムで纏まったときの爽快感が最高で10%はその最高感をこれでもか!!!と詰め込んだ最強の楽曲だと個人的には思ってるわけなんですよ。そしてとにかく歌詞が良い。サビの「だってこんな君を〜」の一番近くで見られるのは自分だけなんだよ、自分だけでいい、というのを表現するのに有史以来とするのが遠回しなんだけどその迂遠さがとても良い……最高。
本作のエンディングを迎えるにあたってこんなにもポップで爽快に終われたら最高だよね、というのをめちゃくちゃ意識して……書けてたら……いいね。
Bonus Track 恋する恒星……9th アルバム「Ninth Peel」収録『恋する惑星』より。いつか書くかもしれないし書かないかもしれない、城ヶ崎あやめの過去の話。城ヶ崎あやめってどんな女の子?ってなったときの答えが「太陽みたいな子」というのから派生して生まれた題名。たまたま良い具合にハマったんだけどいやホント完璧だと思う。
https://m.youtube.com/watch?v=-rsCYSZ5rS4そして9/27には待望の19th single「いけない fool logic」が発売される。
さらにさらに10/31からは神奈川 CLUB CITTAを皮切りに始まる全19公演の9th アルバムツアー "Ninth Peel " newt が始まる。チケットは最速先行はまだ始まっていないけれどいずれ始まるので買ってライブを観に来ると最高の体験ができてとても良いと思う。
※7/31追記 言ってたらオフィシャル先行受付が来ました。さあいますぐ買いに行くんだ
最後に楽曲まとめ
1.放課後マリアージュ
2.フルカラープログラム
3.君の瞳に恋してない
4.夏影テールライト
5.mouse to mouse (sent you)
6.10% roll, 10% romance
Bonus Track.恋する惑星
それではっ。