御坂稜星

熱い男、もとい猫がヒロインのために奮闘する王道ハードボイルド。 読者を飽きさせないストーリー展開に軽快な台詞回しと小ネタが彩りを添え、続きを読む手が止まらない。 “他種族に対するバ…続きを読む

　戦況が悪化するほど郵便も滞りがちになるもの。そんな状況にあって、中隊長の手紙は確かにミシャに届いた。
　……いつか思いだけでも伝わりますように。

　ただの塔ではないとは思っていたけれど……まさかの。
　ミン刑事の纏ううだつの上がらないようでいてねっとりした不気味かつ狡猾な雰囲気が、物語全体に漂う胡散臭さを助長している。

　デルタは言うまでもなく戦争の影の犠牲者だが、戦争で培われた、あるいは蓄積された技術や理論があったからこそプロメのようなアンドロイドも作り出せたのだと思うと何やら切ない。 　しかし…続きを読む

　キャッチフレーズに惹かれて読みました。文章のテンポがいいのでさらりと読めます。
　しかし結末はさらりでなく、ほろりとさせてくれます。