• 異世界ファンタジー
  • エッセイ・ノンフィクション

新章はしばらく大きな話はなさげ。

 小さい話の集合体になりそう、まあ、浮遊大陸長引いたからね。しかもディアドコイまで入ったし。
 絵は月光での物語の風景、まるで日本の田舎だ! 車なんてこの星じゃあ流行ってないのに車がある!
 来月2日からスタート。1部から2部に移動させたお話が12月1日に移動完了となるので。


 ここは月光。地図(https://kakuyomu.jp/users/mrwhite/news/16818023213198704596)を見れば分かるが、星の真北である。つまり、寒い。
 ここに妖怪が1人、半神が2人リゾートホテルに予約し、きていた。

筋トレ松町リゾート春女(一部抜粋)


 山々の襞に抱かれ、一年を通じて深い霧が立ち込める筋トレ松町。
 その名は、町に自生する樹齢千年を超える筋トレ松の木々に由来すると言われているが、真偽のほどは定かではない。
 近代化の波がこの辺境の地にも及び、かつての寒村は「筋トレ松町リゾートホテル」という巨大な癒しの聖地を核とした観光都市へと変貌を遂げていた。訪れる人々は、その静謐な雰囲気と美しい自然に心奪われるが、この土地が持つ秘密があった。


 桜雪さゆは、桃色の長い髪を風になびかせながら、眼下に広がる霧の海を見下ろしていた。
 隣を歩く男、日本武尊(ヤマトタケル)は、黄色い着物に身を包んでいるものの、その佇まいからは古(いにしえ)の英雄としての威厳が滲み出ている。
 出雲健はひょうひょうとした態度でいる。
 しかし、さゆの前ではその威厳も形無しだった。

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