最近、幼馴染ヒロインの良さを再認識している。
年々、夢を見ることが難しくなってきた。
いつの間にか主人公の周りに美少女がいっぱいいて~以下略 みたいな作品が、あまり楽しめなくなっていると感じている。
「どうして彼女たちは、主人公に好意を抱いたんだろう?」
一度疑問を抱くと、そこで躓いてしまい、その後の展開が受け入れられない。
それを回避しようと、主人公に「見た目が実はイケメン」設定が追加される作品もある。
しかし、そうなれば自分自身と主人公との間でギャップが大きくなり、共感値が下がってしまう。
できることなら、ヒロインには主人公の内面に惹かれてほしい。
そこで、幼馴染はどうだろうか。
小さい頃から思い出を共有してきたことによる好意は、主人公くんへの内面に対する肯定の現れだ。
そして、その思い出云々を長々と語らずとも、その好意には説得力が生まれる。
つまり、幼馴染というワードがあれば、前置きなしで、主人公のことが大好きキャラとして独り立ちしていけるのである。
だから私は、幼馴染の作品が好き。
自分にも物語の世界のような幼馴染がいたら、今頃幸せな恋愛をできていたのかなあ……(笑)