読者の皆様、あけましておめでとうございます。
きっと正月休みも終わり、12月の忙しない日々を思い返しながらそれぞれのすべきことへ戻っていく頃でしょう。私もその一人です。休み明けの仕事ほど面倒で足の重いものはないけれど、不思議と最初は気合いを入れやすく感じます。新年を言い訳にまた一つ自分を鼓舞しているところです、ベッドの上で。
さて近況を。
去年を思い返すと、3回にわたるTOEICの受験と運転免許証の取得で春は終わり、夏は締切と語学の課題に追われ、秋頃からようやく自分の時間が作れたと思ったら不眠で落ち着かない日々を過ごし、あれよあれよという間に寒々しい景色が見れる日々を迎えてしまいました。
とはいえ、別に私生活まで寒々しかったわけではありません。それなりに友人と話して適度に遊び、家では本を読み料理を作り歌を聞いた。ただでさえ少ないお金はそれゆえに自分を嫌って離れていきました。
ですので、今年の目標は「とにかく節制して、自身の活動に集中する事」といたしました。一言で言えば「結実」とでも言いましょうか。今進めている執筆『言葉の星々』、作っていた楽曲、創作研究ノート、英語学習と資格勉強と……。やりたいことに注力した去年はそのため各方面に手を伸ばして、それで終わってしまったように感じます。というか、私の人生はほぼそんなものなのかなとすら思います。
好きなことを詰めていけば行くほど、見えてくる景色は広がって、注意すべきことも背負わなければいけないことも増えたのに、相変わらず自分ができることは自分を励まし、「お前ならやれる、はやくやれ」と言い聞かせ、ノロノロと歩くだけの日々。
精々出来て早足で、締切に追われてようやく走り出すのが常日頃。ただ焦るだけの毎日………とは言いませんが、結局何も成果を出せないまま生きていては、そんな風に弱気になってしまう時は多くありました。
来年こそは、30歳までには……と言っていては、すぐにその時はやってきます。毎日を考えながら過ごすだけではなく、どんなに他が忙しくても創作の時間だけは絶対に毎日作る。そして何より、作ったものは人に見せる。それが創作者たる者の根本原理かなと最近気付きつつあります。ただの一般人ではなく、そういうある種の異質さを持った自分があるということを再認識し、後悔のない一年を送れたらいいですね、今年こそは。
と、お茶は濁し、冷めないうちに筆を置きたいと思います。
語りたいことはいくらでもありますが、それはまたおいおい。
また新作を書き上げた時はぜひ読んでいただければ幸いです。高評価、コメントもいただければそれだけで私の生きる糧になりますので、どうか何卒。
それでは、今年もよろしくお願いいたします。