• 異世界ファンタジー
  • 恋愛

『竜焔の騎士』キャラ小話_ディアラント編

こんばんは。
時雨青葉です。

さあ、お休みだ!(って言っても、この後仕事あるんだけど…)

持ってきました。久々の小話企画。
今回はキリハが一番尊敬しているお師匠、ディアラントについてです。

キリハと仲がいい彼ですが、彼は孤児院出身ではありません。
孤児院近くにある一般家庭で生まれ育ち、祖父母や両親に加えて、弟と妹が1人ずつという家族構成です。そんな家庭で染みついたお兄ちゃん精神から、ごく自然に孤児院の子供たちの面倒も見ていたという感じです。

そんな彼の少年期は、ある意味〝空っぽ〟でした。
家は恵まれているし、将来の仕事も親から畑を譲り受ければいいし、なるようになるでしょーくらいの気持ちでいる、普通の子供ですね。高校で剣術に長けた専門校に進んだのは、彼の才能を評価する周囲に勧められた+受験が楽だったからです。

キリハと出会い、剣を育てる楽しみを知ったことで芽生えた〝教師になりたい〟という夢。
これが、ディアラントが生まれて初めて持った確かな自我でした。

夢を胸に抱いて国立の軍事大学に進む。
ここから、激動の人生が本格的に幕を開けることになります。

そこからミゲルたちやターニャと出会い、今のポジションに収まったディアラントですが、作中でもちょいちょい出るように、これは彼が望んだことです。
今のディアラントには、教師への夢以上に優先したい想いがあるのです。それはなんとも単純ですが、とても人間らしい想いといえます。

彼がそこに至るまでの道はサイドストーリーとして書き上げてあるので、いずれお見せできればと思います。
ディアラントが総督部の方々に毒を吐くのも、ちゃんとした理由があるのですよ。

次元違いの単純兄さんが、最終的にどんな未来を掴むのか。
個人的には描くのが楽しい方です。

眠れる獅子を叩き起こした総督部はドンマイってことで!!

では、本日はこの辺りにしましょう。
またね!

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する