「地獄にも花が咲くことを知ってる」
善悪の境界線が曖昧になった近未来の日本。
過去の記憶を失くした翔は、帰るべき家もなく夜の公園を彷徨っていた。そんな時、夜の公園で一人の天使のような子供に出会う。
ひょんなことからトラブルに巻き込まれた翔は、絶体絶命の窮地を立花と名乗る殺し屋に救われる。
失われた過去を取り戻す為、翔は殺し屋の事務所に居候をすることになる。
過去を失くした復讐者、復讐を請け負わない殺し屋、事務員を務めるヒーローの卵。奇妙な因果を紡ぎながら、三人の生活が始まる。
※ 『小説家になろう』にも掲載しています。