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近況:実感ゼロの七月襲来、なにげない独り言

 こんにちは、水城しほです。
 閲覧ありがとうございます。

 気が付いたら七月でした。
 六月はいつの間にか私の元を去っていました。
 誇張なしで「ウソだろオイ」という気持ちです。なんてこった……。

 というわけで、近況など。
 最近の日常生活は愚痴しか出ない世知辛ムーブなので、今回は創作系の事柄だけ。

◆書くことについて

 ちょっとずつ書いてはいますが、何を書いてもダメな時期のようです。
 先日の公式自主企画向けの作品も、いちおう書いてはみたんですが、公開できるレベルに達していないと結論付けました。
 いつもノリと勢いと勘を頼りに書いているのに、その全てが仕事をしていないという大惨事です。書くことを楽しめていない気がします。
 もしもお待ち下さっている方がおられるのであれば大変申し訳ないのですが、もう少しお時間をいただきたいと思います。ごめんなさい。

◆読むことについて

 私は物語を読む際に脳内で映像を展開するタイプなのですが、今はそれができなくなってしまっています。
 読みたい作品はたくさんあるけれど、万全の状態になるまでは我慢だ……と自分に言い聞かせつつ、情景描写が不要なカテゴリーのもの、わかりやすい文章で書かれたものを少しずつ読ませて頂いています。
 エッセイはテーマ次第でいける、評論はメンタルに刺さりがちでしんどい、漫画は社会問題系でも読めたので理解力は落ちてないっぽい……など、今の自分がどこまで情報を摂取できるのか、あれこれ試している感じです。
 なお「何も読まない」という選択肢はないようです(笑)。

◆いわゆる「創作論」なるものについて

 ぼけっとインターネッツの海を漂っていると「創作とは~であるべき」みたいな議論を様々なところで目にするんですが、みんなすごいなー頭いいなーって思いながら眺めてます。アホの子なので。
 私がそういった議論に参加することはないんですが(みんな違ってみんないい派)、ここは私の発信スペースなので、自分が思っていることをなんとなく書いてみようと思います。

 まずは「誰かに何かを強要するための文章ではない」ということを明示しておきます。

 私は「自分の為」に書いているタイプですが、それでも読者の時間をいただくからには「よりよいものを生み出そう」という努力を怠ってはならないと思っています。それと同時に「創作にとって不可欠なのは、よりよいものを作ろうとする努力『だけ』である」とも思っています。その「よりよいもの」がどんなものであるかは、それこそが作者の核になる部分だと考えているので、結局はどんな議論も「正解は人それぞれ」という結論に至りがちな私です。

 ならば、私にとっての「よりよいもの」とは何なのか。

 読者としての私には、大切にしている感覚があります。
 他者の作品へ触れる際、物語の持つ世界の中へ違和感なく「潜らせて」くれるかどうかが、私にとっては重要な評価の軸となります。 
 読者に想像の余地を残してくれて、こちらから「読む」という行為を加えた時に物語が完成する文章を、私は非常に好ましく感じます。作者としての私が「読者の想像力に委ねるのはとても難しい技術」だと感じていて、なおかつ「自分の描きたいものにとって理想の技術」だと考えているためです。
 過不足のない描写によって、読者の中にある世界を引き出してくれる文章は、私を物語の奥深くまで潜らせてくれます。そうした形で読者を信頼することが可能な作者は、読者の心へ寄り添うことのできる、優しい物語を紡ぐことができるはずです。

 私もいつか、そういうものを書いてみたい。憧れです。

 浮上のキッカケがなかなか掴めないので、自分へのヒントになることを期待しながら、ざっくりと書き散らかしてみました。
 しかし中の人は完全にアホの子なので、夜が明けたら全然違うことを言ってるかもしれないです(笑)

 明日は明日の風が吹く!
 それではまた、元気にお会いしましょう╰(*´︶`*)╯

2件のコメント

  •  こんにちは。

     すべてコンピュータが操作してくれて、ただ見るだけのゲームはつまらない。
     それは「映画」。
     想像を働かせる余地のない小説というのは、「映画」的な小説と言えるかもしれません。
     「映画」には「映画」のよさがありますが、小説に多くの人が求めているのは、そういうものではない。
     より能動的に、しかしある枠内で、頭を働かせられるものが求められている。
     言い換えると、小説家というのは、恐竜の化石を掘りだして、それを展示するまでが仕事で、あとは、見る人の想像力に任せるのがよいかもしれない。
     というようなことを、読みながら考えました。
  •  青切 さま

     こんばんは。お返事遅くなってすみません。
     「映画」的な小説という表現、とてもしっくりきました!

     しかしながら「見る人の想像力に任せる」表現というのは非常に難しく、うっかりすると「何だかよくわからない数個の化石の破片」だけを展示して「どうです立派な恐竜でしょう!」と胸を張ってしまうようなことにもなりがちなので……本当に、どうすれば上手な展示ができるんでしょうね……(と、悩むのもまた楽しいものです)

     素敵なコメントをありがとうございました。嬉しかったです!╰(*´︶`*)╯
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