• 恋愛
  • 現代ドラマ

【KAC20205】「さよならなんて言えないよ」を公開しました。

こんにちは、水城しほです。
閲覧ありがとうございます。

短編【KAC20205】「さよならなんて言えないよ」を公開しました。
前作【KAC20204】「優しさは暁風と共に」の続きとなっておりますが、本作単体でもお読み頂けます。

KAC完走、連作短編としての完結、どうにか最後まで辿り着きました……!
ちょうど実生活の方で色々あったんですが、最後まで書くことが出来たのは、お読み下さった皆様のおかげです。本当にありがとうございました!

今回の連作短編には、シリーズ名として「ゲットセット!」というタグを使用していました。
この物語には数年前に書いた原案(未公開)があり、今回は原案の冒頭へと繋がるようにまとめた連作なので、続きを書きたいと思っている自分への問いかけとして「用意しろ!」というニュアンスで付けたタグです。
時間が取れたら……ということになってしまいますが、いつかは蔵出ししたいですね。ちなみに、今回のヒロインが主人公になる物語です。

参加者の皆様、お疲れ様でした!
これをきっかけにして他の作品も読んで下さった読者様、本当にありがとうございました!

***

次章準備のために更新を中断している「初めての恋にお別れのキスを」は、今月中に更新を再開する予定です。

それではまた、近いうちにお会いしましょう。

4件のコメント

  • 【私信】石束様(応援コメント追伸②への返信です)
    ※他の方が読まれる場合は【連作短編のネタバレを含む】ことをご了承下さい。

    どこまで決め書きだったのか……聞きましたね?(ニヤリ)
    ちょっと、いやガッツリと語らせてくださいよ!
    たぶん「それざっくりじゃねーよ!」って言われると思うんですけど!(笑)

    ***

    今回は一話目を書いた時点で「もし連作にするならばどこでどんな話を書くか」を決めていました。
    この連作の主人公はカケルですが、原案はタカイさんの物語なので、タカイさんとベッさんの関係性が重要なキーとして扱われています。

    二話目=中学時代(幼い恋)/タカイさんとベッさんの関係を描写
    三話目=大学受験期(別離)/社宅移転、カケルの闇部を描写/全体の流れの転換(子供のままではいられない)
    四話目=大学時代(それぞれの人生)/カケルの過去、霊化の理由、三人の絆の根源を描写
    五話目=社会人(切れない繋がり)/マンション購入、タカイさんとベッさんの関係を描写、成仏しないことを選択/そして原案へ続く
    となるように書こうと決めて、普通に短編を書き上げておいてから「どうにかできるお題がきますように!」と祈りつつ発表を待っていました(笑)

    ちなみに、初稿からの変更点は
    二話目「最高の祭り」→ダブルデートイベントから社宅祭に変更
    三話目「Uターン」→案内人のオジサン登場からトモキのUターン就職に変更
    四話目「拡散する種」→見守り能力を得られるアイテムを想起糖から照覧の実に変更
    五話目「どんでん返し」→同居報告の核をタカイさんの想いから結婚ネタに変更
    となっております。

    これでまた去年みたいに「カタリorバーグさん」級のヤバいやつが出てきたらどうしようかと思うと、もう本当に気が気じゃなかったです……いや、だって今回アレがきてたら、絶対に無理でしたからね!?

    ふー、語れて嬉しいです。ありがとうございました、できれば引かないでください……!(汗)

    ***

    キャラが走り出すと、書きながら自分の首がぎゅっぎゅぎゅっぎゅ締まっていく感じがしますね……石束さんほど書き慣れてらっしゃる方でも同じなのだなぁと思ったら、ちょっと安心できるような気もします。えへへへ。
    で、今は「来年は絶対もう連作なんてやらねー!」って思ってるんですけど、去年も同じことを思ってたので、きっと来年もやるんだろうなあ……。
    石束さんも、また一緒にのたうち回りましょうよ!w
    これからも自分の首をぎうぎうに絞めていきましょう!いぇーい!(吐血)
  • 【拝復】丁寧なご返事ありがとうございます。

     ……引きませんよ。引きませんけどね。
     物語の構造自体が時系列で組んであって、固定すべきポイントが決めてあるから、アイテムを「お題」に合わせて換装できるということでしょうか? 相手に合わせてビームライフルからハンマーに変えるみたいな感じ(でんどんどん でんどんどん でんどん)……って、どこのガンダムですか、あなた(笑)

     てか「Uターン」だよ! あれが苦労の元凶だよ! ウチなんか、どうしようもなかったから、作中で十年たって、ゲストだった子供が主人公に昇格したよ! ……Uターン就職、とか、よく出てくるなあ。大本のストーリーが基礎がしっかりしてて、間口が広いからこそ変更の余地も出来るんでしょうが。
     

    >>去年も同じことを思ってたので、きっと来年もやるんだろうなあ……。
     予言するのやめれ(笑)縛られるのが快感になって、自由あると物足りないとか、新しい扉開いたらどうするんですか(笑)
     すでに去年、開いちゃった感あるけど!

    ※お題ひとつにつき、1エピソードでお願いします(審査の関係上、次のエピソードにつながっていても続きは審査対象にしません)

    とか、公式のレギュレーションにあるのに。自分自身の快楽を追い求めるから毎年こんな冥府魔道を歩くことに。


     
  • 石束 さま

    おお、私自身も理解できていないものが簡潔に言語化されている……!
    あまり構造とかセオリーとかよくわかってなくて、だいたいノリと勢いと勘で書いてるので、人への説明が上手くできないのですが(なので、実際に考えたことを列記するしかなくなる)
    多分、そういうことなのだろうと思います。ありがとうございます。

    「Uターン」私も今回のお題ではいちばんヤバいやつでした。最初は転回禁止の標識しか脳裏に浮かばなくて、もう絶望しかなかった(笑)
    石束さんのUターン、私は「なるほど、そう繋がるのかー!」って感動したのですよ!

    うちも、トモキは一話目だけのゲストのつもりだったんです。というか、一話目の反応を見るまでは「地縛霊が主役だなんて受け入れられるのか?」という不安満載の状態で、連作で書くのは無理だろうなと思っていたもので(苦笑)
    しかしUターン就職をキメた彼は、あっさりと案内人の存在を消し飛ばし、霊界の親友ポジを獲得した挙句、とうとう地蔵まで建立していたという……よく考えたらなかなかの大事故が起こっていた(笑)
    でも結構いいキャラに育ってくれたというか、自分の都合だけで書いていたら、絶対こうはならなかっただろうと思います。
    KACの連作、そういうところが楽しいんですよねぇ……(扉パカー)

    冥府魔道、こりゃ来年も歩くしかないですね。うひひ。
  • 水城しほ 様

    >>自分の都合だけで書いていたら、絶対こうはならなかった

     ほんこれ。
     連作短編をやる場合、「一回毎のお題」と「ストーリーの流れ」という二重縛りができる。不自由以外の何物でもないこれが、同時に物語を導く手がかりでもあるという、二律背反(笑)
     自分だけで作ってたらこんなことには絶対ならなかった、というラストに気が付けばたどり着いてる。というあたりがこの『遊び』の楽しみというか喜びなんだろうなとこの『反省会』というか『感想戦』(将棋か!)を通じて再認識しました。

     本当なら物語の結末を作者だけは知っているし、そこへ向かって収束させようとする。でも、KACで連作短編をやる時は、もしかしたら、誰よりも作品世界とキャラクターを知り、これを世界で一番愛おしく思っている作者自身が「こ、この先どうなるんだろ?」と一番ドキドキしているのですから(笑)

     いや、救いがたいなー(なまんだぶ なまんだぶ)

     
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する