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もしも「幸せになってね」と言われて去られたら

人生誰と出会って、どこでいつ誰が自分の人生から消えてしまうかわからない。
「消えてしまうんじゃない。死んだんだ。あるいは失踪だ。いや、関係が疎遠になっただけで生きている。ただもう、二度と会うことはないのなら、そいつは死んだも同然ではないか? いや、ワンピースの名言みたいに人に忘れられた時が消えてしまうこと、死んでしまうこと、いなくなってしまうこと」
喪失。

私たちは日々、誰をうしなっているのだろう。
失っているのだろう。
喪っているのだろう。

だれを亡くしても、心はいつもどこかにある。記憶がある。そんななかで、いつも心に思うのは誰だろう。
なんだろう。

人に出会わなかった時。

一生に一度も、誰にも会わない人生。
そんなものがあるのだろうか。
それは幸せか不幸せか。喜劇か、悲劇か。
サバイバルか、グランピングか。

どんな人生でも、失ったヤツが世の中で大切な奴だったのに、自分の心の中では、大切な人だと感じない。
でも、生きていてくれたなら、いまも嬉しかったと思う。

そんな出会いが、カクヨム人にもあるといい。


https://kakuyomu.jp/works/16818093078793272883/episodes/16818093078794577700

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