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悲しい払い戻し

https://kakuyomu.jp/works/16817330653663874160/episodes/16817330663413516637
明鏡止水は「高校生」をたった三日くらいしかできなかった。あとは、留年の手続きと定時制への転編入の話し合い。
学校までの定期券はすぐに払い戻された。
そんなにお金が大事かよ。
金、金、金の母だった。
カバンだって言う通りの買ってあげたし、ケータイだってこの日のために新しくしたのにとでも言うような言動で。
「止水ちゃん、泣ければ大丈夫、大丈夫だからね……」
毎日の吐き気と眩暈と貧血とついでに来たパニック障害で、十代は「死にたい時」を過ごしていました。

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