• 歴史・時代・伝奇

連邦少女「邂逅」公開

 今は無き超国家であるソビエト連邦を思い浮かべると、色々な考えが頭の中を巡ります。ロマノフ王朝時代までは農民が人口の大半を占めていたにも関わらず、ソ連による農業集団化、重工業に視点を置いた五か年計画を経てアメリカと肩を並べる超大国になったのを見ると、なんというか、大きな感銘を受けます。
 本作品はあるテレビドラマを視聴している時に思いついた物です。どんなドラマかはさておき、これを執筆するにあたって私はいくつか苦戦した事があります。まずは「当時の状況」です。私は一九八五年にソ連にいた訳では無いので、当時の状況は想像するしかありません。ロシアに詳しい友人も、現在のロシアに詳しいのであって、末期のソ連に関してはさっぱりでした。そこでひたすら紀行文を読むことによって補うこととなりました。
 次の難所は言語でした。漫画やアニメを見ていると、「なぜ喋る言語が違うはずなのに通じているのだろうか」という疑問を持つでしょう。ロシア語が堪能なロシア文学科の生徒、という設定を作ることによって半分無理やりですが自然になったのではないでしょうか。
 そのような裏話は一旦置いといて、「連邦少女」毎週日曜日更新予定です。ぜひご一読と応援、コメントをよろしくお願いします。

     みつくい

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する