※私は過去の名刀で試斬をした事はないので、あくまで推測の答えです。
答:物(と状態)による。
実際は、どれもこれも、すぱすぱ切れるかも! ・・・ないと思いますけど。
そもそも『名刀の定義』って何だ?
逸話だとか、有名な誰かが持ってたとかの価値。
美術品としての価値。要するに見栄え。
~~って有名刀匠が打った作だから・・・
等々、こんな所。
それらが現在に実際に斬れるかどうかは、見られていないと思います。
万が一もしかしたらのワンチャンで、隠れて試斬とかしてるかもしれませんけど。
なんで斬れるか見ないのか?
そんな刀を渡されて「君、試斬してみないか」って言われても・・・
そんな歴史ある刀、恐ろしく美しい刀で試そうとする人って、居るでしょうか。
瑕がついたら! 欠けたら! 捲れたら! 折れたり曲がったりしたら!
小さな瑕のせいで、名刀じゃなくなったりしたら・・・
私の一振りで、ひとつの名刀の歴史が終わるかも・・・
情けねえけどよぉー・・・ブルっちまって小便ちびりそうだぜェーッ!
あなたは試斬したいですか?
私は断固としてNO。
斬れ味は、過去に山田さんが試斬した何枚胴を参考に、くらいでは。
懐宝剣尺とか、古今鍛冶備考とか。
2023年、国宝の日本刀は122振。
さて、この国宝、全部斬れるか?
私は疑問に思えますが、
「~~が大事にしてた。斬れるはず」
「~~って逸話があるんだ。斬れるはず」
「最上大業物って人の作。斬れるはず」
はず。これで良い。
もちろん、斬れるだろうなって物もあります。
童子切安綱とか、へし切り長谷部とか、七ツ胴兼房とか。
童子切は六ツ胴+乗っけた台まで斬った刀。
過去の最高記録は七ツ胴兼房(はしごから飛び降りて斬ったらしい)。
実際、どっちが上かなあ・・・ロマンあるなあ。
でも、私はそんなのを「はいどうぞ」と渡されても、絶対に試しません。
万が一渡されたら? それで試斬しないと、あなた死刑です。どうする?
ええ!? 本当に持たせてくれるの!? まじすか!
上等。私はそこで人生終わっても全然平気です。これ何罪になるのかな。
斬れるかどうかは、妄想で十分ですよね。