第3回「100文字小説」大賞にて「佳作」を頂きました。
昔、考えていた140文字小説をアレンジしたものですが、オチのキレを評価して頂けたのは嬉しいです。
https://irukauma.site/100words/24903/以下、選評です。
選評
・言葉の荒さに恋愛ものか?と思わせておいての、お父さん! 最後の「紹介しなさい」が父親らしい冷静な怒りを帯びていて、読み手にとってはほっこりしました。
・最後の一文を読むまで全然違う光景が頭に描かれていました。オチを悟られないようにする文章。良い意味で「裏切り」にあいました。
・娘を嫁にくれてやる父親の気持ちがとても伝わってきます。
・(緋片イルカ)これも微笑ましい話のパターンです。最後の一行でのオチへもっていくまでのミスリードということは完璧に成功しています。ただ、もったいないと思うのはミスリードに注力するあまりか、遊びがないように感じる点です。「100文字小説」では、オチがわかった後は、だいたい読み直したくなるものですが、2回目に読んだ時に「貴方と結婚したいわ」といったセリフに違和感があります。この娘はどの時代、どの年代を想定しているのでしょうか? 例えばですが、こういったセリフが幼稚園児ぐらいの言葉だとわかるようなセリフだったりするだけで、「そんな小さい頃の言葉に執着して怒っているお父さん」がまた可愛く見えたりします。「オチを読まれないように」ということに意識がいってしまうと、展開が強引になってしまうことがあります。
中々、厳しいアドバイスですね~。
これからも頑張ります!